三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

怖いオバサン

2007年06月28日 | 2007年
6月27日付の「河北新報」が送られてきました。
19日に仙台で行なわれたシンポジウムの内容が、見開きで紹介されています。
「スポーツシンポジウム―プロスポーツと地域」と題したもので、
基調講演とパネルディスカッションの2本立て。

2面見開きで、左ページから右ページに向かって
「地域の貴重な財産 ファン拡大を目指せ」という大きな活字が並んでいます。

基調講演は野球解説者の川口和久さんです。
シンポジウムの30分ほど前に会場に到着し、
舞台裏で打ち合わせをしていた私達の横を通って、控室に入っていきました。

ドアが閉められた途端、誰からともなく「格好いいですね~」と、一同ため息。
私を除くと全員が男性です。
男から見てもカッコイイ男性ということですね。
勿論、女から見ても素敵です。
川口さんのプロフィールには、現在、モデルもしているとあり、納得しました。

それはともかく、このシンポジウムは
「仙台プロスポーツネット」の設立を記念して開催されたものです。
仙台に本拠地を置く3つのプロスポーツ支援組織を連携しています。
プロ野球・楽天、Jリーグ・べガルタ仙台、bjリーグ・仙台89ERSの3つです。

パネルディスカッションのパネリストは次のような顔ぶれでした。
楽天野球団取締役スタジアム事業部長 池田敦司さん
仙台プロスポーツネットキャプテン 佐々木知広さん
日本ハムファイターズ応援作戦会議代表 長谷川裕詞さん
スポーツ21エンタープライズ代表取締役 三ッ谷洋子

コーディネーターは仙台大学スポーツ情報マスメディア学科長の勝田隆さん。
ディスカッションで実感したのは、地域のスポーツファンの熱意です。
愛するチームのために組織を作り、熱心に活動しています。
プロチームにとっての地域の重要さと有り難さも再認識しました。


新聞には、パネリストの顔写真ものっています。
「三ッ谷さん以外は全員、笑ってますね」
スタッフの第一声は、私が最初に気になったことでした。

なぜか、私だけが怖い顔。
いつもこんな無愛想な表情で話をしているのでしょうか。
ヘアスタイルの乱れも気になります。
発言の内容はうまくまとめてもらって異存はないのですが、写真が・・・・ね。
差し替え、できませんかぁ~?

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◆◇◆スポーツ21・マーケティング研究会 第188回実戦ゼミ◆◇◆
「メジャースポーツへの道 カーリング80年の歴史と今後の戦略」         
  ◇ゲストスピーカー 南洞邦夫氏(元日本カーリング協会会長)
               齋藤寛之氏(日本カーリング協会会長)
  ◇会場:アーリーズテラス                  
  ◇日時:2007年7月13日(金)12:00~14:00          
   ※オブザーバーでのご参加も可能です。 
             
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【株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
  スポーツビジネスプロデューサー
  地域づくりアドバイザー
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オオタスセリ

2007年06月27日 | 2007年
上野の鈴本演芸場にいってきました。
「古今亭菊千代 バラエティ笑」という興行です。

面白かったのはオオタスセリ。
身長175センチと長身の女性ですが、変わった名前ですね。

出し物は1人コントと、2カ月前に始めた(ホント?)ギターを抱えての弾き語り。
永六輔と一緒にテレビ番組「徹子の部屋」に出演したそうで、
無名というわけではないようです。

コントは、ラジオ体操をするお局様OLがケッサク。
職場での朝のラジオ体操のシーンです。
体や腕をテキトーに動かしながら、
周りの人と噂話に花を咲かせます。

弾き語りは「ストーカーと呼ばないで」という、ユニークな歌詞の歌でした。
ウソかマコトか「放送禁止になりました」といっていましたが、爆笑もの。
どんな内容なのか知りたい方は、インターネットで検索するとすぐに出てきますよ。

「バラエティ笑」というだけあって、
NHKの「プロジェクトX」に出ていた国井雅比古アナウンサーによる
朗読(太宰治作「こぶとり」)もありました。

高座の座布団に正座する和服姿のアナウンサー。
老眼鏡をかけ文庫本(?)を広げて朗読する様子は不思議な感じでした。

印象に残ったのは冒頭のこんな“枕”です。
「言葉を商売にするという点ではアナウンサーも噺家も同じですが
落語というのは全くちがうものです。改めて落語家の凄さを感じました」

トリの菊千代の「お菊の皿」も、なかなか面白い噺でした。
やっぱり笑いはいいですね。
足取りも軽く家路につきました。

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就職活動

2007年06月26日 | 2007年
今朝の産経新聞に「社員募集のお知らせ」が出ていました。
記者職は産経新聞の取材・整理記者、サンケイスポーツ記者、
フジサンケイ ビジネスアイ取材記者。
採用試験は9月1日です。


「お知らせ」を読みながら、38年前のことを思い出しました。
大学卒業を翌年に控え、私はマスコミへの就職を希望していました。
男女雇用機会均等法が生まれるずっと前のことです。

大学の事務局前に張り出された各企業の募集案内は、殆どが男子学生向けでした。
女子学生が受験できるのは「女子可」と、赤いインクでゴム印が押されています。
片手で数えられるほどしかありませんでした。

新聞社で「女子可」としていたのは、朝日新聞だけでした。
募集人数「若干名」。当時もマスコミ人気は高く、朝日の試験は落ちました。
夏休みが終わったある日、産経新聞が「再募集」をしていることを知りました。

「女子可」のゴム印は見当たりません。
「女子ではダメなんでしょうか」
私は大手町にある産経新聞社の人事担当者を前に、こう聞いてみました。

「実はこの前、サンケイスカラシップで留学していた女子学生が
どうしても新聞記者になりたいといってきたんだけれど、
断ったばかりなんですよ」

「なぜ女子ではダメなんですか」
「3年くらいすると結婚してやめてしまうんでね~」
「私は結婚しないでずっと続けます」

「・・・・そういわれても。すでに女子は1人、決まっているんですよ」
「2人はいらない、ということですか」
「会社の方針なんでね・・・まあ、機会があったらまた遊びに来てください」

100%断られたわけではないと解釈した私は、遊びにいくことにしました。
手ぶらでいくのもおかしいので、「作文」を持っていきました。

私がどれほど新聞記者になりたいのか―。
そのために大学では「自分の目でモノを見て、自分の頭で考えること」を
一つの目標として、勉強やスポーツに励んだことを書きました。

「どこでも寝ることができる」
「自己嫌悪に陥るほど落ち込んでも、がんばる気力がある」と
記者に必要と思われる資質も加えました。

「それほど記者になりたいというなら」と、人事担当者はいったん席をはずし
“偉そうな人”を連れてきました。
「キミ~、塾の体育会だってね。僕は空手部だよ」

後で分かったことですが、この“偉そうな人”はY編集局次長でした。
「再募集の試験を受けてみなさい」といわれた時は、どんなに嬉しかったことでしょう。
私は多くの男子学生に混じって試験を受け、運良く新聞記者になることができました。

この時、Yさんにいわれたことをまだ覚えています。
「新聞記者は10年たたないと、一人前にはなれないんだよ」

何事も10年くらい経験しなければ、社会では一人前に認めてくれない――。
私は大事なことを、社会に出る前に教わりました。
就職活動をしたころの思い出です。

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桁違いのスーツ

2007年06月25日 | 2007年
サッカーの日本女子代表チーム「なでしこジャパン」に、公式スーツができました。
通信販売の千趣会がスーツ上下と、なでしこをモチーフにした
スカーフなどを提供しています。

「サテンストレッチテーラードジャケット」と「ブーツカットパンツ」の組み合わせ。
選手たちはお揃いのスーツで遠征に出かけられることを喜んでいるようです。

公式スーツといえば、男子代表チームはダンヒル。
同社のサイトにはこんな説明がでています。

カスタムスーツ(160着限定)
納期6週間
*ジャケット
 シングル2つボタンとノッチドラペル
 袖口部分のボタンのうち1個に日本代表エンブレム(両側)
 袖口裏にジャパンブルーのアクセント
 ダンヒルと日本代表エンブレムが織り込まれたライニング
 内ポケットに日本代表エンブレム
*トラウザー
 ノータック

「ノッチドラペル」「トラウザー」などという言葉は、初めて目にします。
男性スーツ特有の名称なのでしょうか。

それにしても大きな差があるのがスーツの値段。
女子代表が38,850円に対して、男子代表は204,750円。
一桁の差は何を意味するのでしょう。

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慶応義塾体育会

2007年06月22日 | 2007年
JR田町駅を降りて商店街の路地に入っていきます。
昔に比べると飲食店がとても増えたように思います。
道もカラー舗装できれいになりました。

この道を何度、通ったことでしょう。
夕方にも拘らず満員電車のようにごった返しています。
しばらく歩くと、国道1号線に出ました。
横断歩道を渡ると目の前は、そびえるように高い塀が続きます。

正面入口は広い上り階段が続いているはずです。
今でも思い出すのは合格発表の日のことです。

兄が車で一緒に見に行ってくれました。
「あった、あった~」と大きな声で喜ぶ私は
「2次補欠じゃないか、恥ずかしいよ」とたしなめられました。

私は勝手に合格したと思い込んでいたのですが、
後で聞くところによると「2時補欠」が合格になる確率は
それほど高くなかったようです。

懐かしい思いでキャンパスに足を踏み入れました。
目指すは北館学生食堂で開催される
「第1回慶応義塾体育会昭和45年卒同期会総会」です。

還暦も迎えるし、来年は創立150周年ということもあるし、
ということで計画されたのですが、
JOC(日本オリンピック委員会)会長の竹田恒和さん(馬術部)を
励まそうという意味もありました。

近年、大学スポーツでは早稲田に大きく水をあけられている慶応です。
何とか在学生に頑張ってもらいたいというのが、出席者全員の思いでした。

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自慢にもならない話

2007年06月21日 | 2007年
買物に行くために、ゴルフ練習場の脇道を歩いていた時のことです。
向かいの家の門柱の上に、カラスが2羽止まっていました。
1羽は黒い羽をバタバタさせながら、
もう1羽のカラスの口にクチバシを差し入れています。

親鳥が子に餌をとってきてやったのでしょう。麗しい光景です。
それにしても、口を開けて餌をもらっているカラスの図体の大きいこと。
親鳥とほとんど変わりません。

「本当に親子の烏なのかしら」とジロジロ見ながら通り過ぎると
突然、頭上を蹴られました。
残念ながら頭の後ろに目がついていないので見えなかったのですが、
何者かが後ろに飛び去った気配を感じました。

そういえば、「カラスと目を合わせないように」と、
どこかのチラシで読んだのを思い出しました。
「特に春先は子育ての時期なので、気をつけましょう」とも書いてありました。
幸い帽子を被っていたのでケガはありませんでしたが、
後からちょっと怖くなりました。

こうして始まった今週は、ろくなことがありません。
昨日は出発寸前の電車に乗ろうと慌てて階段を駆け上がった際に
一段、踏み外してしまいました。
よろけた拍子に右手の薬指だけ下に着いて、
薬指1本で全体重を支える格好になりました。

その指は今、足の親指のように腫れ上がっています。
パソコンのキーボードを打つのにも不便です。
それに痛くなってきたし・・・。
今日はこのあたりで“打ち止め”とさせていただきます。

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Jリーガーにメンターを

2007年06月20日 | 2007年
サッカーは少年を大人にし、大人を紳士にする―。
サッカーの世界でよく引用される言葉です。

サッカー好きの人を勇気づけるものですが、
ボールを蹴っているだけで紳士になれるわけではないでしょう。
ピッチ外での日常生活を含めての言葉であるはずです。

Jリーガーの不祥事をなくすために必要なことは、
管理や指導を強化することではなく、教育であると私は考えています。
つい最近、佐伯年詩雄先生(平成国際大学教授、筑波大学名誉教授)を囲んで
「Jリーガーのセカンドキャリアを考える」をテーマに勉強会をしました。

アスリート教育に関しての各国の取組みの中でも
是非、研究すべきだといわれた事例が、豪州のラグビーユニオンです。
新人選手には、元名選手が“世話役”につくそうです。

新人選手がまず教わるのが、
「ラグビーのことだけを考えてはいけない」ということだそうです。
新人選手は全員、年に3回、“世話役”に3回の面談が義務付けられています。

わずか3回とはいえ、あこがれの先輩と話をすることは大きな経験となるはずです。
時に先輩からアドバイスをもらうこともあるでしょう。

仕事をする上でお手本となり、相談相手になってくれる人を「メンター」といいますが、
プロ選手にもそうした役割の人が身近にいてくれるとしたら、心強いことでしょう。
何より人間的な成長を助けてくれるはずです。

Jリーガーにもメンターを。いいアイディアかも。

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サッカーの一日

2007年06月19日 | 2007年
一日のお休み、失礼いたしました。
昨日は夜6時半から仙台市内の「せんだいメディアテーク」で開催された
「スポーツシンポジウム プロスポーツと地域」にパネリストとして参加しました。

仙台にはJリーグのベガルタ仙台、プロ野球の東北楽天、
バスケットボールbjリーグの89esがあります。
これら3つをまとめて応援する「仙台プロスポーツネット」が設立され、
これを記念してのシンポジウムです。

宿泊したホテルの部屋には、
インターネット接続機器が設置されていて喜んだものの
30分以上トライしてもうまくいかず、疲れてブログはお休みしました。

今日は昼に東京にもどり、Jリーグの理事会。
続いて、新聞や雑誌のサッカー担当記者も交えての懇親会がありました。
クラブの新しい社長に挨拶したり、記者などと情報交換をしました。

このような雑談は、意外に貴重です。
裏話や様々な立場からのコメントを聞くことで
新聞や雑誌が伝えているニュースの真偽を確認することができるからです。

今日はさらに「2次会」にも参加して、先ほど戻ったばかり。
一日をサッカーに捧げてしまい、仕事が滞っています。

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悲しいスクラップブック

2007年06月15日 | 2007年
今日の新聞記事のスクラップは、サッカー関連が並びました。

●ボリビア大統領 今度は標高6000メートルでプレー (産経=共同)
FIFA(国際サッカー連盟)が標高2500メートル以上の
高地での国際試合を禁止したことに対して、
南米ボリビアのモラレス大統領による、文字通り「体を張った」抗議が続いている。

●なでしこ発展へ「ビジョン」承認 日本サッカー協会(読売)
日本サッカー協会はサッカーを日本女性のメジャースポーツとし、
女子代表「なでしこジャパン」を世界トップクラスとすることを目指す。
 
●オリベイラ監督 武士道注入 鹿島が剣道教室 (日刊スポーツ)
鹿島アントラーズがJリーグ百年構想の一環として地元に開設した剣道教室の開校式に
オリベイラ監督が出席。
知性派で知られる指揮官が少年剣士よりも目を輝かせた。

サッカーは話題豊富ですね。
私は情報の多くを日々の新聞から得ています。

Jリーグが開幕したのは平成5年5月15日。
私の「Jリーグ」関連のスクラップブックは、その5月から始まっています。
今日は、そこに「貼りたくない記事」を貼らなければなりません。

●菊地容疑者淫行 磐田みんなで謝罪(日刊スポーツ)

一般紙では見落としそうに小さな扱いで済ませてくれていますが、
よりセンセーショナルな記事に仕立てるスポーツ紙ではそうはいきません。

「淫行で逮捕され送検される菊地容疑者」と説明のついた写真を、
7段抜きで掲載しています。

サンダル姿でジャージの上着を頭から被っている「容疑者」。
テレビのニュースでよく見る“犯人逮捕”の光景です。
まさか前途有望なJリーガーが・・・・。

モザイクでぼかしてある部分には、手錠と腰縄があるはずです。
25冊目のスクラップブック、2000ページ目の記事。
ショックです。悲しいです。

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育児とスポーツの両立

2007年06月14日 | 2007年
一週間ほど前の小さな記事。
●谷、子育てのため合宿を一部不参加(8日:読売新聞)
 育児と練習を両立して大会に臨む方針だった柔道の谷亮子が
 1歳の長男を長期間、日本に残すのは難しいと判断し、
 欧州合宿の後半のみ参加することになった。

今朝のスポーツ新聞の小さな記事。
●亮子に指令 子離れして(14日:日刊スポーツ)
 全柔連の吉村和郎強化委員長が谷亮子に対して
 「世界選手権(9月13日開幕、ブラジル)は甘くない。
 大会までは母に子育てをお願いして
 柔道に専念できる環境をつくれ」とお願いした。

「田村でも金、谷でも金」とアテネオリンピックで2連覇を果たした谷亮子選手は
「ママでも金」をと、来年の北京オリンピックを目指しています。
ところが、現在、1歳の男の子を抱え、子育てが大変な時期です。

8日の記事は、5月中旬に長男への授乳を強制的に中断しようとして乳腺炎になり
一時、練習ができなかったことにもふれていました。
日本の女子トップ選手から「乳腺炎」の話が語られるというのも、
時代を感じさせるエピソードです。

授乳期の女性にとって珍しくないことですが、
いずれにしても「育児とスポーツの両立」は、
仕事を持つ女性にとってと同様に大きな問題です。

日本サッカー協会は日本代表の宮本ともみ選手に、ベビーシッターをつけました。
この措置に対して「男女の役割分担を押し付けるものだと思いませんか」と
ある年配男性に質問されたことがあります。

言われてみれば、そのとおりかも知れません。
育児は夫婦が力を合わせていくべきものです。
代表の座を目指してがんばる選手は、
「ケガも実力」「運も実力」という世界にいるのです。

まして出産、育児は本人の選択によるもの。
そのハンディを自分の力で克服することこそ、求められているように思います。

YAWARAちゃんはこのあたりで、ご主人の谷佳知選手が試合から戻ったら、
哺乳瓶での授乳の仕方や、ベビーシッターへのお願い仕方などを
教育してみてはどうでしょう。

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今日の新聞から

2007年06月13日 | 2007年
●複合レジャー施設料金 客単価上げへパック料金(日経産業新聞) 
 ⇒ミニサッカーやビリヤードなど複数の娯楽を提供する複合レジャー施設で、
  客単価を引き上げる動きが広がっているそうです。
  市場縮小に対する新たな戦略が、サービスメニューの多様化です。

●12歳4カ月 最年少出場へ 全米女子OP(産経新聞)
 ⇒日本では15歳8カ月の石川遼くんが史上最年少でプロツアーのタイトルを制覇し
  日本のゴルフ界は沸き返っています。
  
  米国では12歳4カ月のアレクシス・トンプソンが、
  大会史上最年少でメジャー大会の全米女子オープンへの出場権を獲得しました。
  真のトッププロになるまで、周囲の雑音につぶされないことを祈るばかりです。

●時代は「ニッポン」の気分 映画、TV、本のタイトル続々と(朝日新聞)
 ⇒日本」を「ニッポン」と読ませる物が増えたことについて考察した記事です。
  話すときには「ニホン」と発音する人が多いのですが、
  最近の書籍は「戦後ニッポン」「森林からのニッポン再生」などのタイトルが
  かなり目に付くということです。

  “ニッポン現象”についてコラムニストの中森明夫は
  「サッカーなどの応援で一気に広まった」と分析しているのは、面白い見方です。

●新しいウェンブリーに日本代表(日刊スポーツ)
 ⇒サッカーを語ろう」というタイトルで、日本サッカー協会副会長の
  小倉純二さんが執筆している連載コラムです。
 
  1800億円をかけて改装なった英国のウェンブリースタジアム。
  小倉さんは1995年、懇意にしていたイングランドサッカー協会の会長に頼んで
 加茂周監督の日本代表の試合を実現させました。

 「新しいウェンブリーでもう一度、日本代表の試合が見たい」と思い、
 「近い将来、日本も招待して欲しい」とお願いしたそうです。
 私もウェンブリーの日本代表戦を見てみたいものです。

●ジュビロ 菊地容疑者逮捕 女子高生にみだらな行為(読売新聞夕刊)
 ⇒最後に夕刊を広げて、目を疑いました。

  ジュビロ磐田の菊地直哉選手が5月下旬ごろ、高校1年の少女に
  道を聞くふりをして声をかけ、路上に駐車中の車内でみだらな行為をした疑いで
  逮捕されたとあります。

  03年のU-20FIFAワールドユース選手権や、
  04年のアテネオリンピックにも出場している有力選手です。
 
  慌ててインターネットでジュビロのサイトを見てみると、
  右近社長のお詫びの言葉と共に、頭を下げている写真が掲載されていました。
  非常に残念です。

  報道のとおり、少女を騙して自分の欲望を満たす行為をしたのであれば、
  決して許されるものではありません。

  私のブログにこんなことを書かなければならないなんて・・・。
  情けない思いで一杯です。
Jリーグとして何が欠けているのか、よく考えてみます。

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命名権のリスク

2007年06月12日 | 2007年
突然ですが、質問です。
次のスタジアムの元の名前は何でしょう。

① 味スタ
② フクアリ
③ ホムスタ

Jリーグに詳しい人ならば、お分かりかと思います。
いずれもJ1クラブのホームスタジアムです。

① 味スタ(味の素スタジアム=東京スタジアム)
② フクアリ(フクダ電子アリーナ=千葉市蘇我球技場)
③ ホムスタ(ホームスタジアム神戸=神戸ウイングスタジアム)

「味スタ」は、初の「命名権」(ネーミングライツ)契約として大いに注目され、
その後の各地での「名称変更」に拍車をかける結果となりました。
採算性の低い公共スタジアムにとって、
命名権は確実な収入源を得る方法として定着しています。

ところがこれには大きなリスクがあることが明白になりました。
「グッドウィルドーム」。
西武ライオンズのホームグラウンドとして、今年から5年間の契約です。

「スポニチANNEX ニュース」によれば、
コムスンの問題で揺れるグッドウィルグループは
西武の本拠地と2軍で結んでいる5年間の命名権契約について
「契約に変更はない」との方針を明らかにしたそうです。

連日の報道を見るまでもなく、
「グッドウィル」の信用は地に落ちています。
契約金は推定25億円。

固定収入は確保されているものの、
ブランド価値の低下によるマイナスは、
相当なものになるのではないでしょうか。

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アマゾンを欺く

2007年06月11日 | 2007年
久しぶりに「アマゾン」のサイトを見て、その充実ぶりにビックリしました。
「こちらもどうぞ」という項目には、
「最近チェックした商品」や「同じテーマの商品」が並んでいます。

「マイページ」の項目には、思わず目を見張りました。
8冊ほどの本が立って円陣を組み、
ダンスのようにくるくる回っているのです。(要するに動画)

「マイページ」といっても、私が作ったわけではありません。
以前にチェックしたり、購入した書籍と同じジャンルの本が
「マイページ」にアップされているようです。

一体、どのような仕組みなのか、1冊をクリックしてみました。

武藤泰明著「プロスポーツクラブのマネジメント ―戦略の策定から実行まで」。
武藤さんはJリーグ諮問委員会の委員長で理事でもあるので、よく知っています。
書籍概要の横に「持っています」「興味がありません」というチェック欄がついています。

「お薦めの理由」という項目をクリックしてみると、
「その理由は以下の商品を購入されていたからです」という説明。
そこには2冊の本が並んでました。

「アメリカ・スポーツビジネスに学ぶ経営戦略」
「Jリーグの挑戦とNFLの軌跡 ―スポーツクラブの想像とブランドマネジメント」
確かに以前、アマゾンで買いました。

すっかりお見通し(?)ですね。
書籍の写真の横に「おすすめの商品に反映させる」というチェック欄。
いずれの項目にもチェックは入れませんでした。
「アマゾン」にそこまで知られたくない―という気持ちからです。

今日、私が調べたかったのは
蓑 豊著「超・美術館革命―金沢21世紀美術館の挑戦 」という本です。
「出版社/著者からの内容紹介」にはこうあります。

美術館が街を変えた! 驚異的動員を続ける秘密とは?
年間150万人という驚異的な動員を続ける美術館が金沢にある。
そこは宇宙船のような外観で、
無料でも有料でも楽しめるという不思議な美術館。
奇抜なアイデアを連発し注目を集め続ける名物館長がその全てを公開する。

美術館やコンサートホールの運営には、
スポーツ施設運営に共通するノウハウがあります。
そんなことで興味を持ちました。
「アマゾン」も、ここまではご存知ないでしょう。

「あわせて買いたい本」は「数学で分かる社会のウソ」だそうです。
残念でした~。今のところぜんぜん興味ありませ~ん。

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株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
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金メダリストの社会貢献活動

2007年06月08日 | 2007年
この4月、ネパールの難民キャンプでバレーボールを指導してきた
元オリンピック選手のグループがあります。
「NPO法人バレーボール・モントリオール会」です。

名前どおり、1976年のモントリオールオリンピックで金メダルを獲得した
女子バレーボールの日本代表チームの選手が中心になった組織です。
2005年12月に設立されました。

ホームページには「金メダリスト達の能力と経験を地域スポーツに役立て、
日本のスポーツ文化を変えようと考え実践する 」とあります。
役員の顔ぶれは懐かしい面々です。

飯田高子、前田悦智子、白井貴子、荒木田裕子、岡本眞理子、加藤きよみ、
松田紀子、金坂克子、高柳昌子、吉田真理子、矢野廣美、横山樹理

セッター松田の巧みなトスから、長身の白井が繰り出すスパイクは
強烈な破壊力がありました。

強敵・ソ連を破り金メダルを手にしてから30年。
チームを“再結成”した彼女たちが取り組んだ活動の1つが、
「ネパール・ダマク難民キャンプ支援プロジェクト」です。

4月4日~6日、バレーボールの指導や試合を通して
現地の若者にスポーツの楽しさを伝えてきました。

将来の希望など持つことができない難民生活は、大きなストレスにさらされます。
そんな環境に生きる若者たちにとって、
「スポーツの支援という援助は大きな意味を持っていた」とのことです。

「特に難民の女性たちの楽しげな表情やはつらつとした動き、
さらにはキャンプ16年の歴史で初めて行われたという難民と
周辺住民との試合を見ながら、改めてスポーツの持つ大きな力を
感じずにはいられませんでした」とホームページに記しています。

30年前、私はスポーツジャーナリストとして、
モントリオールで金メダルの取材をしました。
その後、花嫁修行を理由にした引退会見もありました。

当時の日本社会では、「結婚適齢期」という考え方が強く支配していて、
多くの男性記者は「4年後のオリンピックまで現役を続けるわけがない」という
先入観を持っていました。
そんな社会の雰囲気に押されるような引退会見だったと、私は理解しました。

そして30年を経た今日、彼女たちは自ら金メダリストとして
誇りと生きがいを持って活動できる素晴らしいプロジェクトを見つけました。

6月25日(月)午後5時から、東京・渋谷の国連大学で
「ネパール・ダマク難民キャンプ支援プロジェクト報告会」を開催します。

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フェアプレーで仕事をする

2007年06月06日 | 2007年
本日の第187回実戦ゼミのゲストスピーカーは、
(株)スポーツビズ代表取締役社長の山本雅一さん。
「スポーツマネジメント最前線 ―スポーツビジネスの現場から」というタイトルで
お話をしていただきました。

山本さんの会社は創業11年。
ご自身がスキー選手だったという経験もあり、
アスリートの立場に立ったビジネスを心がけています。
30歳以下のスポーツ選手については、必ず両親にも面会するのだそうです。

マネジメントを手掛けるアスリートのポイントは「社会性を持っているかどうか」。
「日刊スポーツの一面に載るより、朝毎読(朝日、毎日、読売新聞)の
一般のページに写真つきで載るような人の方がよい」とのこと。

選手としての側面だけに注目するのではなく、人間として評価していることに
他のマネジメント会社との違いを見ました。

今後の目標は「きめの細かさを売りにする日本型スポーツマネジメントの
ビジネスモデルを作ること」。

「発展途上のビジネス」の世界で「フェアプレーで仕事をする」姿勢が、
企業の信用度を高めていると思いました。
10年後の同社のビジネスが、今から楽しみです。

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