ふれあいの森自然学校 活動報告

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まるかじり講座 in 美並ウナギ伝説の粥川 2018-10-21 

2018-10-22 19:25:48 | みのまるかじり講座

願ってもない抜けるような青空の元、まるかじり講座のウナギ伝説の粥川散策です。

            イノシシの歯を見てもらいました

メスのイノシシの頭蓋骨ですが先ずは歯に注目です。人の臼歯と違いとっても頑丈な奥歯です。少々の石ころはかみ砕いてしまうのでしょうね。前歯は上下で相当小さなものでも挟めそうなほど繊細に出来ています。ミミズから昆虫、タケノコやヤマノイモ、ヘビまで何でも食べる雑食性の動物です。参加者一同骨や歯は見た事が無いとの事で関心を持って見てもらいました。

植林地散策

円空の森水より南西に入った谷のスギ植林地です。ご多分に漏れず間伐も行われてない細いスギが林立しています。倒れた木もそのまんまの今現在の日本の林業の現状を見ているような林です。

綺麗なスギ林

対してこちらは星の宮神社の林です。1827年に植林されたようで、今現在191年経過しているようです。木材価格の予想は、いい杉で400万位するのではとの事です。40年前なら1千万はしていただろうと・・・とっても綺麗なスギ林です。

ここ粥川の森にある星野宮神社は藤原高光公の妖怪退治伝説で有名な神社です。その妖怪退治の時に道案内をしたウナギを敬い食べないことが今現在も実行されているとか。その妖怪退治をしたときに使った矢を納めた渕がこの「矢納ヶ淵」です。ここの縁の入り口にとても珍しい葉の形が小判に似ているのでコバンノキと名が付いた木が自生しています。

サルオガセ

清流の粥川から立ち上る朝霧などのお陰で環境指標にもなっているサルオガセもあちこちに自生しています。このサルオガセも地衣類ですがとても珍しい植物です。

粥川のその昔の風景

神の使いと崇められたウナギの姿です。昭和30年代まではこのような姿がいつでも見られたとか・・・今現在はウナギの数も減っているようです。

郡上美並の伝説の地、粥川と星野宮神社周辺散策でした。円空が得度を受けて仏像を何体も残しているようでその円空仏も見てもらうことが出来ました。自然と人が織りなす不思議な世界の散策でした。

コメント
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