思惟石

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『特捜部Q―檻の中の女―』北欧ですね…

2022-06-29 13:49:20 | 日記
『特捜部Q―檻の中の女―』
ユッシ・エーズラ・オールスン
吉田奈保子:訳

また北欧警察小説読んで気分が沈んじゃったよ。
じゃあ読むなよ!って話しです。
だよね!!
ブクログの評価が4越えだったから、
ついつい。
(毎回、同じことを繰り返している)

「檻の中の女」は、<特捜部Q>シリーズの第一作目。
シリーズ全体で売れているみたいですね。
まったくもって北欧らしい、
陰惨で陰険なストーリーです。

これは、ザ・警察小説でもあります。
デンマーク・コペンハーゲン警察の地下室が拠点の
特捜部Q(名前のセンス!)が地道〜に捜査する過程を読む小説です。
そしてミステリではない。
最初の数章を読めば、オチまでわかります。
ああ、タイトル通り「檻の中の女」なんだなあ。って。
どんでん返しの「ど」の字もなかったから、
ちょっと寂しい。
『その女アレックス』を見習ってほしい。

あと『チェスナットマン』と設定やキャラが被ってますね。
『特捜部Q』の方が8年くらい先行してますが。

そして主人公や登場人物たちが、
なんというか、
自分の性的指向に合えばセクハラOK!
自分と価値観が違う人間にはモラハラOK!みたいな言動が
多いんだよなあ。
それは多様性じゃない。落ち着け。と言いたくなる。

まあ、いいけど。

シリアから亡命してきた訳あり外国人の
アサドの明るさと賢さが唯一の救いである。

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