思惟石

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柳 広司『ジョーカー・ゲーム』と忘年会

2017-12-28 17:08:36 | 日記
今年は忘年会がめちゃ少なかったんですよ。
(酒は好きだけど大勢の会が続くと疲れるので、
 差し引きではラッキーと思ってる)

と、うっかり口をすべらせたら
上司(私の酒量をよく知っている)が
「かわいそうなヤツ」と思ったらしく
軽く飲みに行こうか、と誘ってくださいました。

えー、年末進行で忙しいんですけど……

と思いつつのこのこ飲みに行きました。
ついでに同じ部署の先輩と同期女子も
のこのこ付いてきました。
そこそこ呑みました。
少人数のさく飲みって楽しいよね!!

って感じで、忘年会が無いなりに飲んでる年末です。

……飲みすぎました。

それは良いとして、
さく飲みだと帰りの電車で
「私の意識はクリアである!」
という錯誤が生じて、本を読んだりするのです。

勿論それなりに呑んだくれてはいるので
後日つづきを読むと、ちょっとストーリーがあやふやなんですよね。
ただでさえポンコツな記憶力なのにな!

そんなこんなで柳広司の『ジョーカー・ゲーム』です。

途中で記憶が飛んでるのです。
困ったもんだ。
ははは。

まあ、でも、
良い具合にそれぞれが独立している短編集なので
読みやすかったです。
スパイ養成機関(通称D機関)というものがあって、
そこのボスである結城中佐という謎の多いオッサンがいて、
それぞれの章はD機関に関わった人間が軸になって
お話しが展開します。
毎回、主人公的な人間が変わっていて、
重複して登場するのも結城中佐くらいです。
良い意味で登場人物のキャラクターに愛着を持ちすぎずに読めます。

ジョーカー・ゲームの第一作目が、ちょっと、
キャラや設定が漫画っぽいかなあと思いまして。
このまま同じフォーマットが続くなら
もう読まなくていいかなと不安を覚えたのですが、
そういった要素は惜しげもなく捨てて、
章ごとにまったく違う設定や登場人物を出してくれます。
作者、懐深い。
それぞれの話を、それぞれ楽しめました。

まあ、だいぶ酔っ払ってたけど!

続編が出ているようなので、
そちらはちゃんとシラフで読みます。
(あ、記憶が飛んでる部分はもちろん読み直してます)

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