思惟石

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『ワセダ三畳青春記』 共感しないけど共感しちゃう3畳エッセイ!

2024-04-05 17:23:50 | 日記
『ワセダ三畳青春記』
高野秀行

毎度おなじみ辺境探検家・高野さんの
若かりし時代を描いたエッセイ。

早稲田大学探検部所属時代から11年間(!)住んだ
野々村荘の思い出です。
家賃12000円の三畳間(後半は4畳半に出世)の密度高い日々。
昭和かよ!
と思ったら意外と平成だった。
それどころか自分の学生時代と近くてびっくりしました。
他人事じゃねえ!!
(私は5畳半あったけどね!)

探検部の溜まり場になって、先輩を見送り、後輩と仲良くなり、
ついでに大家のおばあちゃんや先住民との人間関係もあり、、、
という下宿の日々から一転。
後半、野々村荘に沈殿しすぎてやばくなる流れがすごい。
本当にストーリーテラーだなあ〜。

恋人と一緒にいる時間と、
野々村荘でひとり自由に暮らす時間を天秤にかけた末、
マザコンならぬ野々村コンプレックスに依存してるかも、と。
共感しないけど共感できる!という不思議な感情が味わえます笑。

オードリーファンのむつみ荘巡礼ではないが、
今度早稲田に行ったら野々村荘を探したいと思います。
ついでに早稲弁(唐揚げの量がやばい弁当)を食べたい。

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