結婚してたった2年で夫・一樹に先立たれてしまったテツコと、
一樹の父・ギフの、なんとなく続いているふたり暮らし。
過去に囚われているわけではないし、
日常は平和で幸せそうで、ちょっとコミカルで。
ですが、沁みます。
心にじんわり沁みこんできて、
それは心地いいばかりの感情ではないのだけれど、
すごくホッとします。
ちょっと泣けます。
しみじみ読みながら、私、近ごろ疲れてたな…。
日々の暮らしも雑になってたな。
でもまあいいか。
って感じで、前向きに振り返りができます。
反省はない。
主人公のふたりと、彼らを取り巻く人々に焦点を当てた
連作短編集。
なので、時代や視点も様々。
虎尾(としか書かれていないが、苗字かな?名前かな?)の章で
一樹の恋愛事情がさらっと書かれていたのとか、おもしろかった。
若くして亡くなったから、記号的に美化していたところを
気持ちよく蹴手繰り入れられたというか。
作者の本職は脚本家で、これが小説処女作だそうです。
ちなみに木皿泉(きざらいずみ)は、
和泉務(いずみつとむ)と妻鹿年季子(めがときこ)夫妻の
共作ペンネーム。
ドラマ化もされているそうで、
連作短編だから難しそうだなあと思ったところ、
本職であるご本人が脚本化しているようで(そりゃそうだ)
評判も良さそう。
というかwikiに載っているあらすじだけでも流石と思います。
また、疲れが溜まった頃にでも、観たいなあ。
一樹の父・ギフの、なんとなく続いているふたり暮らし。
過去に囚われているわけではないし、
日常は平和で幸せそうで、ちょっとコミカルで。
ですが、沁みます。
心にじんわり沁みこんできて、
それは心地いいばかりの感情ではないのだけれど、
すごくホッとします。
ちょっと泣けます。
しみじみ読みながら、私、近ごろ疲れてたな…。
日々の暮らしも雑になってたな。
でもまあいいか。
って感じで、前向きに振り返りができます。
反省はない。
主人公のふたりと、彼らを取り巻く人々に焦点を当てた
連作短編集。
なので、時代や視点も様々。
虎尾(としか書かれていないが、苗字かな?名前かな?)の章で
一樹の恋愛事情がさらっと書かれていたのとか、おもしろかった。
若くして亡くなったから、記号的に美化していたところを
気持ちよく蹴手繰り入れられたというか。
作者の本職は脚本家で、これが小説処女作だそうです。
ちなみに木皿泉(きざらいずみ)は、
和泉務(いずみつとむ)と妻鹿年季子(めがときこ)夫妻の
共作ペンネーム。
ドラマ化もされているそうで、
連作短編だから難しそうだなあと思ったところ、
本職であるご本人が脚本化しているようで(そりゃそうだ)
評判も良さそう。
というかwikiに載っているあらすじだけでも流石と思います。
また、疲れが溜まった頃にでも、観たいなあ。