思惟石

懈怠石のパスワード忘れたので改めて開設しました。

【読書メモ】2013年12月 ①

2020-09-15 11:36:09 | 【読書メモ】2013年
<読書メモ 2013年12月 ①>



『ダリの繭』有栖川有栖
探偵と助手が相変わらず仲良いなあ、という感想。


『異邦の騎士』島田荘司



(以下、ネタバレの感想ですよ!)



石岡くんと御手洗の出会いの話。
こんなに簡単に人の記憶ってコントロールできるかなあ
という根本的な疑問は残るが、
壮大な仕掛けはおもしろかった。


『あんじゅう』宮部みゆき
変わり百物語の続編。
前作のような人の心の闇が魔物を生む、
という話ではなく、
ふつーにあやかし出てんじゃん!
というツッコミを入れたい。


『鎌倉河岸捕物控 道場破り』佐伯泰英
飽きてきた。


『おまえさん』宮部みゆき
ぼんくら、日暮らしの続編というか、同シリーズ。
美男美女が出すぎだなあ。
容姿至上主義なのかと勘繰ってしまうほど描写がしつこい。
慎之助や淳三郎など味のあるキャラクターも続々と出てきたので、
このシリーズさらに続くのかなという印象もある。
人と人との関わりが面白く読めた。


『シリウスの道』藤原伊織
マーケの白石部長は、たぶん、白土さんじゃないかな。


『ロマンス小説の七日間』三浦しをん
三浦しをんの書く恋愛モノって、
なんとなく読みにくい…。
でも初期作品の軽いトーンは嫌いじゃない。


『とにかくうちに帰ります』津村記久子
OLが主人公の「職場の作法」と、
豪雨の日に歩いて帰る「とにかくうちに帰ります」。
「職場の作法」のシリーズがすごく良い。
ペリカーノジュニアがいつの間にか紛失してるとか、
誰も注目しないスポーツ選手について滔々と語るとか、
ネタの細かさが絶妙に良い。
浄之内さんおもしろい。
「帰ります」の方は、バツイチサラリーマンと少年のコンビは
いらなかったのではなかろうか。
OLとオニキリくんとコンビニでいいと思う。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 瀬尾まいこ『あと少し、もう... | トップ | 中西智明『消失!』珍味ですな »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

【読書メモ】2013年」カテゴリの最新記事