思惟石

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【読書メモ】2014年6月 ②

2020-12-14 15:50:56 | 【読書メモ】2014年
<読書メモ 2014年6月 ②>
カッコ内は、2020年現在の補足コメントです。
なんだか、乱読したなあ、という月の、その2。


『クラインの壷』岡嶋二人
期待した分だけがっかり。
悪くはないのだけど、
バーチャルとリアルが入り交じってどーのこーの、という話しなら
ちょっと前に読んだ『完全なる首長竜』の方が
ラストの盛り上げ方が上手だったなあと思ってしまった。
といいつつ、この設定で1989年初出ってすごくないか。
すごいわ。
でもやっぱりエンディング尻窄みかなあ。うーん。


『刑事の墓場』首藤瓜於
『脳男』の作家さん。
印象が違う作品だけど、おもしろかった。
エンタメ的というか、実写向きなんじゃなかろうか。


『まほろ駅前番外地』三浦しをん
元ネタというか一冊目というか、の
『まほろ駅前多田便利軒』を読んだのが昔すぎて
設定をすべて忘れたので、このスピンオフやらの短編集、
理解できないところが多かった。

(7年空いてますから。そりゃ忘れるよね…。
 『まほろ駅前番外地』は、直木賞受賞作『まほろ駅前多田便利軒』の
 スピンオフ短編集。
 第一作に出演したサブキャラたちが主人公のお話しがほとんどです。
 さすがに曽根田のばあちゃんとか、覚えてないよ…。
 まあ、ストーリーがうまいので覚えてなくても楽しめますけど!ただの言い訳だけど!
 やっぱり覚えていた方が楽しめると思うけど!)


『星降り山荘の殺人』倉知淳
(以下、ネタバレなので反転文字です)
探偵役を誤解させるところで見事にひっかかった。
けどなあ…。という感想。
スターウオッチャーの身の上話しをした段階では
殺人は起きてなかったんだし、
この伏線の回収を放棄するのは雑ではなかろうか。

(ここまで)
コメント
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