思惟石

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【読書メモ】2014年6月 ⑤

2020-12-21 10:05:40 | 【読書メモ】2014年
<読書メモ 2014年6月 ⑤>
カッコ内は、2020年現在の補足コメントです。
なんだか、乱読したなあ、という月の、その4。
1ヶ月で17冊。
結構、読みましたね。


『悪の教典』貴志祐介
おもしろかった。
この人の作品、他にも読んでいたと勘違いしてたが、
初だった。
前半の蓮見という人を淡々と描くのはとてもおもしろかったけど、
後半のバトルロワイヤルっぷりはよろしくない。

(これ、単行本で読んだんです。
 重いよ〜、重いけど前半おもしろいかも〜、
 と思って腕をぷるぷるさせながら頑張って読んだわけです。
 で、後半は『バトルロワイヤル』なもんだから
 ぶん投げそうになったけど、がんばって読了しました)


『密室殺人ゲーム王手飛車取り』歌野晶午
「葉桜の季節に〜」の作者。
まあまあ。
(以下、ネタバレなので反転文字です)
主人公はどうせ女なんじゃないかと思ったら、そうだった。
(ここまで)


『仔羊たちの聖夜』西澤保彦
タックシリーズの3作目。
レギュラー陣の心の闇に切り込み始めるんだが、
私はライトタッチのままでいいんだが…。
最後のどんでん返しは良かった。


『出口のない海』横山秀夫
時代の流れに逆らえずに特攻に行く事になった
並木の人生を淡々と綴っている。
じわじわくる。
戦争怖い。

(特攻隊という名称は知っていても、
 その周辺を知っているとは言えない私にとって
 回天に乗らざるを得なくなった若者たちの物語は
 胸にグサグサきました。
 戦争というものを心底恐怖する。
 それでも読んで良かったと思う。
 いろんな角度で、心にくるものがある小説だけれど、
 読んで後悔する人は少ないと思う。
 読んでない人には薦めたいと思う。
 あと、しつこいけど戦争怖い)
コメント
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