<読書メモ 2014年6月 ①>
カッコ内は、2020年現在の補足コメントです。
なんだか、乱読したなあ、という月です。
4月あたりから色々と読んでいた米澤穂信がここら辺でひと段落。
6−7月で西澤保彦を手当たり次第読み漁ります。
わかりやすいですね笑
『追想五断章』米澤穂信
おもしろかった!
内容もいいけど、タイトルもいい!
作品内の断章の文章も好きだ。すごくいい。
(作中で、主人公が“結末のない5つの掌編”を探し求めるうちに
過去の事件も見えてきて…という連作短編集。
ちょっと暗めのトーンで、謎の答えも読者に委ねる感じ。
10代青春ミステリー系の作品とは雰囲気が違うので
賛否両論あるようですね)
『春季限定いちごタルト事件』米澤穂信
うーん、思春期の自意識過剰な云々が胸焼けする。
高校生モノはもういい。
(思春期の話が苦手なんですよ。
自分のアレコレを思い出して悶絶するから。
というわけで米澤穂信という話題の作家の話題作が
10代青春ミステリだと知っていたものの、
それじゃないノンシリーズのヤツばっかり読んでたわけだ笑
で。
そろそろ読もうかなと思って手に取りました。
<小市民>シリーズと呼ばれている高校生男女のお話し。
日常の謎の連作短編。
推理力を隠して小市民として生きようとする主人公。
という設定が、もう、10代っぽい自意識過剰で無理ですすみません…)
『七回死んだ男』西澤保彦
すごくおもしろい。
トンデモSF設定ミステリ。
うまいなあと思う。
(めちゃくちゃおもしろい!!
西澤保彦の初期傑作というか、出世作というか、
私的トンデモミステリ大賞だな!!
主人公が「特定の日をループする体質」というトンデモ設定で、
オリジナルの1日で起きなかった殺人が、なぜか、
2巡目から起きてしまう。なんで?!という話し。
トンデモ設定だし、親族のどろっとした人間関係もあるのに、
軽快なタッチで楽しく読める。すごい。おすすめ)
『彼女が死んだ夜』西澤保彦
西澤作品のなかでは一番好き。
SF無しシリーズ。
二転三転するストーリーづくりが上手なんだなあと
しみじみ思う。
(<タック・タカチ>シリーズもしくは<匠千暁>シリーズと呼ばれている
大学生四人組が酒を延々と飲みながら延々と推理合戦する
最高のシリーズです(初期だけの設定だけど)。
短編であっちこっちに時間が前後したりする上に
作品によっては版元が異なるという事情もあり。
出版順ではなく、作品内の時系列順で読むのがオススメです。
『彼女が死んだ夜』
『麦酒の家の冒険』
『仔羊たちの聖夜』
『スコッチ・ゲーム』
の順番で読めばOKです。
さらに登場人物の未来が描かれる短編集2冊
『解体諸因』『謎亭論処』
まで楽しめれば万々歳!!
それ以降は、酒の量と楽しい推理合戦が減少しますので
個人的嗜好で言ったら、まあ、読んでも読まなくても、まあ)
カッコ内は、2020年現在の補足コメントです。
なんだか、乱読したなあ、という月です。
4月あたりから色々と読んでいた米澤穂信がここら辺でひと段落。
6−7月で西澤保彦を手当たり次第読み漁ります。
わかりやすいですね笑
『追想五断章』米澤穂信
おもしろかった!
内容もいいけど、タイトルもいい!
作品内の断章の文章も好きだ。すごくいい。
(作中で、主人公が“結末のない5つの掌編”を探し求めるうちに
過去の事件も見えてきて…という連作短編集。
ちょっと暗めのトーンで、謎の答えも読者に委ねる感じ。
10代青春ミステリー系の作品とは雰囲気が違うので
賛否両論あるようですね)
『春季限定いちごタルト事件』米澤穂信
うーん、思春期の自意識過剰な云々が胸焼けする。
高校生モノはもういい。
(思春期の話が苦手なんですよ。
自分のアレコレを思い出して悶絶するから。
というわけで米澤穂信という話題の作家の話題作が
10代青春ミステリだと知っていたものの、
それじゃないノンシリーズのヤツばっかり読んでたわけだ笑
で。
そろそろ読もうかなと思って手に取りました。
<小市民>シリーズと呼ばれている高校生男女のお話し。
日常の謎の連作短編。
推理力を隠して小市民として生きようとする主人公。
という設定が、もう、10代っぽい自意識過剰で無理ですすみません…)
『七回死んだ男』西澤保彦
すごくおもしろい。
トンデモSF設定ミステリ。
うまいなあと思う。
(めちゃくちゃおもしろい!!
西澤保彦の初期傑作というか、出世作というか、
私的トンデモミステリ大賞だな!!
主人公が「特定の日をループする体質」というトンデモ設定で、
オリジナルの1日で起きなかった殺人が、なぜか、
2巡目から起きてしまう。なんで?!という話し。
トンデモ設定だし、親族のどろっとした人間関係もあるのに、
軽快なタッチで楽しく読める。すごい。おすすめ)
『彼女が死んだ夜』西澤保彦
西澤作品のなかでは一番好き。
SF無しシリーズ。
二転三転するストーリーづくりが上手なんだなあと
しみじみ思う。
(<タック・タカチ>シリーズもしくは<匠千暁>シリーズと呼ばれている
大学生四人組が酒を延々と飲みながら延々と推理合戦する
最高のシリーズです(初期だけの設定だけど)。
短編であっちこっちに時間が前後したりする上に
作品によっては版元が異なるという事情もあり。
出版順ではなく、作品内の時系列順で読むのがオススメです。
『彼女が死んだ夜』
『麦酒の家の冒険』
『仔羊たちの聖夜』
『スコッチ・ゲーム』
の順番で読めばOKです。
さらに登場人物の未来が描かれる短編集2冊
『解体諸因』『謎亭論処』
まで楽しめれば万々歳!!
それ以降は、酒の量と楽しい推理合戦が減少しますので
個人的嗜好で言ったら、まあ、読んでも読まなくても、まあ)