画材屋さんにいくと、いろんな色の絵具がズラッと並んでいる。今は、デザインの仕事はほとんどパソコンのソフトを使ってやっているので、絵具を直接触ることはあまりなくなった。それが2年ほど前から新たに木版画の作品づくりを始めるのをきっかけにまた絵具を使いだした。高校生の頃、画材屋さんで絵具を選ぶのが楽しかった。いろんな色をこんなふうに眺めて、次はどんな色を使って絵を描こうか・・・って考えていた。
私がこの道に入ったのは、ほんの些細なことがきっかけ。私の入った高校では、選択科目に美術がなかった。ただほやっと絵を描くのが好きだったのがここで“餓えた”気持ちになったのだと思う。そして、その隙間を埋めようと美術部に入った。美術部と云っても、当然専門の先生がいる訳ではなく先輩が教えてくれることもなく、ただ絵を描くのが好きな人が集まっている感じだった。そこでイラストを描き始めた。上手も下手もなくただ描くのが楽しかった。批評も評価もされずただ描く楽しさにひたっていた。それが美大を目指すきっかけになっていく。ふりかえると人生は、本当にささやかなことがきっかけになって今の自分にたどり着いている。
私がこの道に入ったのは、ほんの些細なことがきっかけ。私の入った高校では、選択科目に美術がなかった。ただほやっと絵を描くのが好きだったのがここで“餓えた”気持ちになったのだと思う。そして、その隙間を埋めようと美術部に入った。美術部と云っても、当然専門の先生がいる訳ではなく先輩が教えてくれることもなく、ただ絵を描くのが好きな人が集まっている感じだった。そこでイラストを描き始めた。上手も下手もなくただ描くのが楽しかった。批評も評価もされずただ描く楽しさにひたっていた。それが美大を目指すきっかけになっていく。ふりかえると人生は、本当にささやかなことがきっかけになって今の自分にたどり着いている。