毎年この季節に頼まれるのが卒業審査。非常勤で行っているデザイン専門学校の生徒たちの作品を一人づつ審査していく仕事だ。高校を卒業して2年間の間にパソコンなどを使ってデザイナー目指して学んでいく生徒たち。グラフィックや広告の仕事は甘くはないけれど、それを夢見て頑張っている若者たちの姿はなかなか頼もしい。今日はイラストレーション・ポスター・カレンダー・ウェイブデザインなどいろいろな作品を学生たちが持ち時間の中で、目白押しにプレゼンテーションしていく。審査する方も気が抜けない時間で一日中ぶっ続けにやるのでクタクタになってしまう。個性それぞれ、表現力もそれぞれ。その中で印象に残る作品がいくつかあった。人の心にちゃんと伝わる作品かどうか、それが私が一番大切にしている基準だ。(写真は、プレゼンテーションする生徒)