山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

オニノゲシ (鬼野芥子)

2008-12-09 07:02:33 | 双子葉離弁花

何か凄い面構えをしていますね。先日アップしたノゲシの仲間で植性はだいたい同じです。
温暖な気候の関西では、ほぼ一年中花を咲かせています。

その割に見られる個体の少ないのは、生育する場所が主に農地なので、邪魔な畑の雑草として、
刈り取られる性でしょうね

それでも畑の角の部分に生えているものだけは残されている様です。ひょっとして魔除け?



オニノゲシ <キク科 ハチジョウナ属>

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流木花器

2008-12-07 14:07:18 | Weblog
昨日は、木津川の河原に降りて少し大きめの流木を拾ってきました。

直径が約20㎝、長さは約50㎝位です。何を造るかは出たとこ勝負で取り敢えず

創作意欲満々に作業を開始します。(時々途中で投げ出すこともあります)

まず何を造るにせよ、これでは寸法が長すぎて加工が困難、そこでヒビの入った側を

20㎝ほど切り離し、全長を約30㎝としました。木材の中心部を見ると腐食していているので

中をくり抜くには好都合の様です。ノミと金槌を使って、腐食部分を丹念に取り除くと、丁度コップが

入る位の空洞ができました。結局、トップ部分にコップをはめ込み花器とすることに決定!


試しにノイバラを活けてみました。これでも中々風流なんですが少し淋しそうです。


ここで下の裂け目に注目、これを利用しない手はない。底から竹筒を入れて別の花が活けられる
様にしました。(思案というより、思いつき)


竹筒を入れて、菊を活けてみます。


イメージ一新!中々いい感じが出ました。但し、私には華道の素養はありません。我流でお許しを・・・


木肌の美しさも流木ならではのものです。
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ホトケノザ (仏の座)

2008-12-06 22:55:16 | 双子葉合弁花



田圃の畦道や木津川の堤防で咲いていた野菊も、師走の声を聞くとさすがに見ることはできなくなりました。

変ってヨモギが若芽をたくさん出しているのに混じって咲いているのがこの花です。

名前をホトケノザ(仏の座)といいますが、かなり小さな花なので、しゃがんで見ないと花の形はよくわかりません。

取り敢えず、仏様ですから上から見下ろしてはバチが当たります。そこで下からお参りさせていただきました。

ん? 確かに蓮の台座の中央に仏様が供を3人従えて座していらっしゃるではありませんか。いやぁビックリしましたねぇ

尚、七日正月に食べる七草粥に入れる七草のひとつホトケノザは、菊科のコオニタビラコの別名で、本種ではありません。


ホトケノザ <シソ科 オドリコソウ属>

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コマツナギの豆果

2008-12-05 23:00:34 | 双子葉離弁花

木津川河川敷の藪の中では今、コマツナギがたくさんの実を付けています。

小さな少し紫色がかった可愛い豆です。花はよく見てきましたが、実を見るのはこれが初めてです。

季節柄、花ネタも少なくなっていますが、実も結構可愛いものですよ。


コマツナギ <マメ科 コマツナギ属>


インゲン豆の様な形をしています・・・いかにも豆科!

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ブラシノキの雄蕊

2008-12-05 06:23:25 | 植物(木本)
煙突掃除に使うブラシの様な花、名前もそのままブラシノキといいます。

普通、花が咲くのは5~6月頃だったと思いますが、宇治植物公園のフラワーブリッジに
植えてあるこの木は、実が付いた今も赤い雄蕊が落ちないで残っています。

雌蕊は受粉して果実になったので最早、余分な栄養を採っているだけの存在なのですが
ここまで来たら、もう30日ほど頑張って、お正月を迎えてほしいもんです。






すっかり迎春準備のできた立体花壇、もう正月を待つばかりです。
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TWINKLE JOYO 2008   

2008-12-03 21:37:21 | Weblog
城陽市年末恒例のイルミネーション祭典「TWINKLE JOYO 2008」が 12月1日から鴻巣山運動公園で
開催されています。
地域の活性化と、新しい観光の創造を目的に始まったこの祭典も今年で7回目を迎えました。去年の
入場者数は、延べ12万8千人にもなり、年末の風物詩としてすっかり根付いた感があります。

年々内容も充実し、今年は発行ダイオードの数も6万個から16万個に増え白熱電球との合計は30万個
となりました。発行ダイオードのシャープな明かりと、白熱球の持つ温かさとのハーモニーが素敵です。
まさに光のページェントと呼ぶにふさわしいものになりました。

今年のキャッチフレーズは「天使の光につつまれた観光の町城陽」です。



























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チャノキ (茶ノ木)の花

2008-12-02 22:27:26 | 双子葉合弁花
ツバキ科の花が咲く季節になりました。木津川河川敷の茶畑でも、茶の木が花をたくさん付けています。

眺めている人から見れば可愛いこの花ですが、お茶の生産者の立場から見るとあまりたくさんの花が咲く
のはよくないそうです。

まず、お茶に利用するのは葉であって、花が咲くとそれだけ余分な栄養が花の方にとられること。
それともう一つには、木が弱ってくると危機感から茶の木は子孫を残すためにたくさんの花をつけます。
生産農家はこの二つの理由で、この時期の花の付き方に注意を払っています。

チャノキは建久2年、臨済宗建仁寺の開山、栄西禅師が宋から茶種を持ち帰り宇治などで栽培をした
のが我が国での本格的な栽培の始まりと言われていますが、全ての日本茶が、この種をルーツにする
子孫かというとそうでもないようで、奈良時代にはすでに茶は高句麗などから渡来して上層階級には茶を
飲む習慣はすでに定着していました。

茶に関する古い文献では、栄西禅師の「喫茶養生記」が有名です。


チャノキ <ツバキ科 ツバキ属> 別名 チャ




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