山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

タマスダレ(玉簾)

2014-09-11 22:13:26 | 単子葉類

城陽市内を流れる木津川の支流、古川の岸辺に咲いていた花です。

花壇などでも時々見かける花ですが、和名はタマスダレといいます。

中南米原産のスイセン科ヒガンバナ属の多年草で、日本へは明治時代に園芸種として

導入されましたが、その後、逸出したものが野草化して定着したようです。

同属のヒガンバナと同様、全草が有毒で、特に鱗茎(球根部)に有毒成分が多いようです。

誤食による事故としては、2006年にさいたま市の小学校で、2日前に校庭で採取されたものを

ノビルと間違って調理し、食べた18人中、15人に嘔き気の症状が出た例があります。

この時は全員、その日の内に快方に向かったようですが、ノビルとは同じ環境に生えることも

多く、特に山菜のシーズンである春先には注意が必要です。

同様の事故では、ニラと間違ってスイセンの葉を誤食した例もありますが、ノビルやニラには

独特のネギのような香りがあるので、この点を押さえていれば誤食はある程度防げたのでは

ないかと思います。

タマスダレ <スイセン科 ヒガンバナ属> 多年草 

タマスダレ

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1 コメント

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ありがとうございました (シロ)
2014-09-12 10:39:24
おはようございます、先ほどは「シュウカイドウ」漢字表記の誤りにご指摘いただき、ありがとうございました。
最近はキーボードをタイプするばかりで
手紙など書く機会がなくなり(笑)、PCの変換を
鵜呑みにしています(汗)
これからもよろしくお願いします。
熊本もやっと秋晴れの日が続いております。
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