山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

スズメウリ(雀瓜)

2010-10-06 19:46:46 | 双子葉合弁花

里山の麓や平地のやや湿った藪に生えるウリ科の1年草です。

河川敷などではクズやヤブガラシなど、他の蔓性植物が繁茂する環境で

それらの植物に蔓を絡めて生えているのがよく見られます。

秋には画像のような繊細で可愛い実を付けますが、果実の大きさは

直径約1㌢位で、同じウリ科のカラスウリに比べて小さいことから

この名前が付けられています。

現在、まだ熟していないので緑色をしていますが、熟すると色は真っ白に変わります。

一部の図鑑では「果実が雀の卵に似ているから・・・」と記されている場合もありますが、

これは間違いで、雀の卵は薄茶色に濃い斑点があって、とても似ているとはいえません。

一般的に「すずめ」は小さいことの例えとして使われることが多く、この他にも、

スズメノテッポウ、スズメノヤリ、スズメノヒエなどがありますが、全て「小さい」

「可愛い」などの意味合いが強いようです。

尚、あまり使われませんが別名としてヒメウリ(姫瓜)と言う呼び名があります。

こちらの方が、この果実の雰囲気に合っているかも知れません。



スズメウリ <ウリ科 スズメウリ属> 1年草  別名ヒメウリ


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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きれいですね~ (指月山)
2010-10-07 20:05:32
こんばんは
スズメウリ、綺麗に撮れていますね~
この後白くなっていくのかな?
こちらの楽しみにしていたスズメウリ、今年は駄目だったのかな、見当たりません
返信する
楽しみです (やまぼうし)
2010-10-07 22:01:45
指月山さん 今晩は
スズメウリはクズの生えている場所でよくみますね。
去年は一緒に刈り取られてしまってガッカリしました。
今年は最後まで見届けられそうです。
白く熟してからまたUPしますね

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