山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

シャラノキ(沙羅の木)

2010-06-29 17:04:38 | 植物(木本)
山を歩いていると、樹皮を剥れたような赤褐色の木をよく見ます。

今がちょうど花期で画像のような白い花を咲かせています。

この木の名前はシャラノキで、別名をナツツバキ(夏椿)とも言います。

漢字では「沙羅の木」と書くので、平家物語冒頭の「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。

沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。」に出てくる

”沙羅双樹”として扱われることもありますが、実際は正しくありません。

お釈迦様が亡くなられた時に、傍らに生えていたと言う沙羅双樹は熱帯植物で、植物園の

温室などでは見られますが、日本の気候では絶対に育ちません。



シャラノキ <ツバキ科 ナツツバキ属>  別名ナツツバキ





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5 コメント

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Unknown (さえ)
2010-06-30 15:40:38
ひょっとして一休寺でしょうか?
私の生徒さんがブログに載せている雰囲気とよくにています。

http://72759807.at.webry.info/

それとも雨上がりの沙羅、同じような雰囲気になるのでしょうか?
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Unknown (やまぼうし)
2010-06-30 18:37:37
さえさん 今日わ~
おっしゃる通り一休寺です。城陽からだと車で15分位です。
蕾もまだ沢山ついてましたから、まだ当分は見られそうでしたよ。
ただ一日花ですから、午前中でないと良い花が見られないかもしれませんね。
京都市内では妙心寺の東林院にもありますね。
あそこでは「沙羅双樹」と書いているようです。




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うちのも咲き始めました (「大」@安達太良山麓)
2010-07-01 11:09:44
うちの庭のシャラも咲き始めました。
梅雨時に咲く白い花はなんとも心が和みます。
暑い時期に庭で咲く木はシャラとムクゲ位ですから貴重な庭木になっています ^^)

先週末、梅雨の晴れ間に安達太良を縦走してきました。
14人の大人数を引き連れての山歩きでしたから、けっこう気疲れしましたが、花の季節なので沢山の高山植物達に元気をもらって歩いてきました ^^)
URLに山行記録のアドレスを入れておきました。
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写真の2人 (「大」@安達太良山麓)
2010-07-01 11:11:18
写真に写っている二人は私ではありません。
稜線で会った知り合い2名、待ち伏せしてました(笑)
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安達太良山 (やまぼうし)
2010-07-01 11:36:53
「大」さん お早うさんです。
庭にシャラの木があるんですか。いいですね~
安達太良山縦走拝見しました。
雄大な眺めと可愛い高山植物の数々・・・・
14人の大所帯となるとどうしても花で足を引っ張ることになりますね。
>写真に写っている二人は私ではありません・・・
了解!体形が違います・・・スイマセン(笑)
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