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山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

ヤエムグラ(八重葎)

2010-04-05 19:53:19 | 双子葉合弁花
公園の日陰や花壇など、少し湿り気のある肥沃な土の所でよく見る雑草、ヤエムグラです。

繁殖力が強く、その上、下向きの短い棘のある茎や「ひっつき虫」になる果実があって、

児童公園の掃除当番で草むしりをする時など、軍手に絡みついたりする厄介者です。

そのヤエムグラが今、花期を迎えています。

とは言っても、直径1㍉程度の超ミニサイズなので、この花に気付く人などほとんどいません。

今日は普通じっくり見ることのない、この植物の葉や花を観察してみました。

葉は6~8枚が輪生しているように見えますが、この内2枚が実際の葉で、他は托葉が大きくなったものです。

このように、実際は葉が対生であるのに輪生のように見えるのを偽輪生(ぎりんせい)と言います。

ヤエムグラの名は、この偽輪生の葉が何段も積み重なった様を現しています。



ヤエムグラ<アカネ科 ヤエムグラ属>


花は直径1㍉程で葉の腋に付き、黄緑色であまり目立ちません。花弁は4枚で、雄蕊が4個、

中心に雌蕊が2個見えています。

この2個の雌蕊から、2個1組の分果となった果実ができます。

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