山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

ヒメハギ(姫萩)

2013-05-30 19:53:49 | 双子葉離弁花

近畿地方は一昨日、梅雨入りしました。

例年より10日早く、昨年より11日早い梅雨入りだそうです。

早く始まったんだから梅雨明けも早ければいいのですが、どうやら長期予報で梅雨明けは

例年並みの7月25日とか・・・どうやら今年の梅雨は長引きそうです。

まあ、少しポジティブに考えれば雨には雨の良さというか情緒のようなものもあって

この時期、雨にしっとりと濡れた紫陽花の花などは是非で狙ってみたい被写体の一つでは

ないでしょうか?

 

さて、今日の画像ですが、二次林の林縁などで日当たりの良いところに生える常緑の多年草、

ヒメハギです。草丈は8~15㌢程度で、初夏に紅紫色で、ちょっと見た目には萩の花のような

小さな花を咲かすことから、和名は「姫萩」ですが、植物分類学上はヒメハギ科ヒメハギ属で

マメ科ハギ属とは全く別系統の植物です。


ヒメハギ<ヒメハギ科 ヒメハギ属>  常緑多年草ヒメハギ












 

この花の構造は、一種独特のもので、如何にも花弁のように横に広がる大きな2枚(側弁)と

後方に立っている小さな2枚(旗弁)は共に萼片で、花弁はその中心にある筒状の部分で

先端にブラシ状の付属体(竜骨弁)を付けています。ヒメハギ

コメント
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