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山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

イシミカワ(石見皮)

2011-10-06 22:46:40 | 双子葉離弁花

イシミカワは河川敷のやや湿った場所などに生えるタデ科の1年草です。
特徴ある三角形の葉や、下向きの刺をもった茎などは、同じタデ科の
ママコノシリヌグイとよく似ていますが、刺は此方のほうが長くて鋭く、群落の中へ
足を踏み込むと、ズボンの裾に刺が絡んで脱出するのに一苦労することがあります。

花穂は短く、花冠を持たない花は目立ちませんが、10月初旬には萼は肥厚して肉質となり、
美しい藍色に熟します。
「石見皮」という名前から一見、固そうな雰囲気ですが、押さえてみると意外に柔らかく、指先で
潰してみると果汁のようなものが出てきます。

この肥厚した萼に包まれた果実は果肉を持たない痩果(そうか)で、黒い種皮に覆われた
種子が1個入っています。

イシミカワ <タデ科 タデ属>  1年草
イシミカワ

 

 

 

 

 






イシミカワ

 

 

 

 

 

 

 



花穂の基部に茎を抱く丸い皿のような葉がありますが、これは托葉と呼ばれます。
イシミカワ

 

 

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