10月の声を聞くと、どうしても気になって仕方がないのがこの花です。
リンドウ科センブリ属の2年草で、和名は「曙草」。花冠の黄緑色と濃紫色の斑点を
夜明けの星空に見立てた命名だそうです。
そんなことは兎も角として、秋になるとこの花を一度は見ておかなければ気が治まらない
という人は結構多いのではないでしょうか。
私にとってもこの花は特別の存在で、何とか上手く撮ろうと苦心惨憺しているつもりなのですが
未だ、1枚として納得のいく写真は撮れていません。
まあ、所詮素人の自己満足の域を出ることはないので、この程度で楽しんでおくのが
妥当かもしれません。
しかし、それにしても一度くらいは鳥肌の立つほど美しい写真にしてみたいものです
アケボノソウ <リンドウ科 センブリ属> 2年草
花冠は5裂し、各裂片の中ほどには黄緑色の蜜腺が2個あって、よく虻や蝿が吸蜜に訪れて
いるのが観察されます。
この様な位置に蜜腺を持つ植物は少ないのですが、雄蕊から近い位置なので昆虫の体に
花粉が付きやすくするための特殊な構造かも知れません。