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山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

コウヤボウキ(高野箒)

2011-10-02 17:18:33 | 双子葉離弁花

キク科の植物は分類されているものだけで世界に約1,000属、2万種あるといいます。
私の頭などでは到底憶えきれるものではありません。

山野草愛好家の間で「キクは聞くな」とか「キクはきつい」とか言われる背景には、問題として
このような種類の膨大さがあります。


その大部分は草本ですが、中には草本のように見える木本もあり、このコウヤボウキも
そんな木本の菊の仲間です。

1個の花のように見える頭花は小さな筒状花が約12~13個程集まった集合花で、下部は
総苞弁が覆瓦状に積み重なり円柱形となります。

主に山地の日当たりの良い乾いた灌木帯でよく見られ、1度見付けると時期を逃さない限り
数年間はその場所で花を見付けることができます。

和名は「高野箒」で、和歌山県の高野山でこの植物の枝を束ねて柴箒を作ったことに
由来すると言われています。

コウヤボウキ <キク科 コウヤボウキ属>  落葉小低木コウヤボウキ

 

 

 

 

 

 




コウヤボウキ

コメント (2)
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