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山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

コシロノセンダングサ(小白の栴檀草)

2010-11-17 18:23:55 | 双子葉離弁花

荒れ地に群生するキク科の雑草で、種子が衣服に付く”ひっつき虫”センダングサの仲間です。
アメリカセンダングサやコセンダングサなど、一般にセンダングサの仲間の多くは筒状花のみで
舌状花がありませんが、このコシロノセンダングサは4~5枚の白い舌状花があるやや希少な種類です。

これの近似種でよく見られるコセンダングサとは変種の関係で、2種の交雑種に
アイノコセンダングサと呼ばれるものがあり、1~3枚の小さく不完全な舌状花を付けます。

また花の大きさが3㌢を超えるシロノセンダングサは、栽培種が野生化したもので、
本種とは全く別系統の品種です。

尚、分類上の母種センダングサには黄色い舌状花がありますが、私は未だ現物を見たことが
ありません。



コシロノセンダングサ <キク科 センダングサ属>   北米原産・帰化植物



痩果は細長く、実ると球状に広がります。先端には逆刺(もどり)の付いた2~3本の刺があって、
衣服に刺さると簡単には抜けません。

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