山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

タラヨウ(多羅葉)

2010-11-26 21:53:34 | 植物(木本)
タラヨウはモチノキ科の常緑高木で、神社の森などでよく見る木です。
葉は15~18㌢の長楕円形で厚く、表面には光沢があり、葉の大きさでは
我が国のモチノキ科の中では最大です。

10~12月に熟す果実は直径6~8㍉の球形で、葉腋に多数が密集して付きます。

里山でも、山頂部や自然林ではあまり見かけないところをみると、
昔は神事や仏事などに使うために人為的に植えられていた名残りなのかも知れません。

葉の裏に尖ったもので字を書くと、やがて書いた字の部分が黒く浮き上がるところから
「葉書の木」とも呼ばれ、各地の郵便局にシンボルツリーとしてよく植えられています。


タラヨウ <モチノキ科 モチノキ属>  落葉高木


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