山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

シャラノキ(沙羅の木)

2010-06-29 17:04:38 | 植物(木本)
山を歩いていると、樹皮を剥れたような赤褐色の木をよく見ます。

今がちょうど花期で画像のような白い花を咲かせています。

この木の名前はシャラノキで、別名をナツツバキ(夏椿)とも言います。

漢字では「沙羅の木」と書くので、平家物語冒頭の「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。

沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。」に出てくる

”沙羅双樹”として扱われることもありますが、実際は正しくありません。

お釈迦様が亡くなられた時に、傍らに生えていたと言う沙羅双樹は熱帯植物で、植物園の

温室などでは見られますが、日本の気候では絶対に育ちません。



シャラノキ <ツバキ科 ナツツバキ属>  別名ナツツバキ





コメント (5)
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