山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

ハス~一蓮托生

2008-08-13 20:55:33 | 双子葉離弁花

ハス <スイレン科 ハス属>     栽培種

原産地は、インド亜大陸と思われる。日本には中国→朝鮮を経て仏教文化と共に渡来したようだ。

従って最古のものは六世紀後半には既に日本に渡来していたと考えてよさそうだ。

浄土思想では、阿弥陀如来が治める極楽浄土に咲く神聖な花とされていて、人は皆、善人も悪人も

死んだ後に極楽浄土に咲く一つの蓮の上に生まれるとされている。これを仏教用語で一蓮托生と言う。

この考えは、決して悪を容認したものではない。人が本来持っている仏性を信じ、悪人を諭す意味が込められている。

生まれつきの悪人はいないというスタンスなのだろう。







コメント (2)
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