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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

住宅街で発見した中華ダイニングバー 高田馬場『玲音』

2020年06月23日 | 居酒屋・バー
「レオン」と聞いて、皆さんは何を思い出すだろうか。
同名のちょいワルおやじ向け雑誌か、アクション映画のタイトルか。
以前の私は、ロッテオリオンズや大洋ホエールズなどで活躍した、プロ野球選手のレオン・リーを連想していたが、
最近は、中華ダイニングバー『玲音』(レオン)が真っ先に浮かぶようになった。
正式名は『Heaven's Kichen玲音』。ヘブンズキッチンというBONNIE PINKの楽曲もあるらしいが、関係は不明。
最寄り駅は高田馬場だが、駅周辺の繁華街からは離れた、住宅街の中に存在する。
食べログや雑誌では、駅から徒歩6分と紹介されているが、店主も常連客も「6分ではまず無理(笑)」と語る。
中央総武線の大久保か東中野から徒歩で向かうことの多い私も、先日高田馬場へ歩いてみたが、確かに10分ほどかかった。

私が玲音さんを知ったのは、今から数年前。高田馬場から大久保駅へお散歩の途中、偶然通りかかったのだ。
半地下の店舗の外観は、さっき書いたようにダイニングバーのようだが、お店の看板には中華メニューが記されている。
興味がわいたので入ってみたところ、厨房内には店主夫妻、カウンター席にはお子さんらしきお姉ちゃんと弟くん。
夕方16時台と、中途半端な時間帯だったため客は不在で、家族の団らんを楽しんでいたのかもしれないが、
私が来店したのを見て、仲良しきょうだいはどこかへ行ってしまった。なんだか申し訳ないね。
お食事だけの注文もOKだろうが、とりあえずサッポロビールの小瓶550円をオーダー。


下記画像は最近のドリンクメニューだが、オリオンビールの生があるのは珍しい。

※全体的に、酒類はちょいと割高かも

おつまみとして注文したのは、「餃子」と「キクラゲと卵炒め」という、私が愛してやまない2大中華メニュー。
まずは、店主が中華鍋でさっと炒めたKTI=キクラゲと卵炒め450円が登場。


安価ゆえ、玉子と木耳主体のシンプルな構成だが、しっかり中華の味に仕上がっている。
しばらくして、こんがりとした焼き色の、羽根付き餃子500円がやってきた。


1人前6個で、羽根を裏返したのがこちら。味自体にはクセのない、ジューシィ餃子であった。


ウーロンハイ600円をお替わりし、シメには店頭の貼り紙で気になっていた、「たまごカレーごはん」850円をオーダー。
TVや雑誌で何度も紹介されたらしい、こちらの名物料理で、カレーとご飯を一緒に炒めたものに、生卵が乗る。
カレーを炒めるいい香りが店内に充満し、しばらくしてスープと共に運ばれてきた。


ビリ辛のカレーチャーハンが食欲をそそり、スプーンが止まらず。付け合わせのスープもウマい。
途中で、愛しの黄身ちゃんを崩して混ぜれば、まろやか~な味わいとなる。


とにかく、カレー好きかつ玉子大好きな私にとって、
大満足なたまごカレーごはん=TKGであった。…あ、カレーってKじゃなくてCか。
実はこのとき、私の隣席では佐藤B作さん夫妻がお食事していた。もうだいぶ前のことだから書いてもいいでしょ。
プライベートなので、話しかけるのは遠慮した(斉藤清六さんなら声をかけた)が、どうやらここの常連客のようだ。
おふたりがオーダーした「ニラレバ炒め」がウマそうだったし、私自身もこちらの料理を気に入ったので、
玲音さんには今後も通い、他の料理も試してみようと決意し、お会計&退散。

とはいえ、中央線界隈で飲むことの多い私は、あまり高田馬場方面に行くことはなく、訪問は1年に1度くらいの割合。
以下で、その後に食べたメニューの一部を紹介していく。
こちらは、レギュラーメニューではなく、厨房内のホワイトボードに掲載されていた「皿ワンタン」400円。


短時間で出てくるので、オードブルに最適。きっとワンタンメンもウマいはずだ。
こちらもホワイトボードに記載されていた、「青ネギサラダ」400円。
たっぷりの青ネギに塩やごま油がかかり、見た目の割に味が濃く、私好みの非ヘルシーな(?)サラダであった。


続いては、「鶏のチリソース」720円。海老より安かったので、鶏を選んでしまった。
サイズはハーフとフルがあり、フルは920円と200円しか差がないので、そちらの方がお得なのだが、
先述した、B作さんたちが食べていたニラレバが、かなりボリューミーだったので、フルだとひとり客にはツラいと予測。
案の定、チリソースには鶏の唐揚げが6個ほど入っており、ハーフでも充分な量であった。



ある日のシメに頼んだのが、期間限定商品の「チーズ味玉カルボナーラつけめん」950円。名称と価格は実際とは異なるかも。


太めの麺にチーズと黒コショウが絡み、確かにカルボナーラっぽい風味になった。


私は麺をタレにたっぷりつけるので、最後はチーズで濁ってしまったが、塩味のつけダレ自体がおいしい。


さっきのたまごカレーごはんのところでも書いたが、ベースの鶏ガラスープが絶品なのだ。
その後は、コロナ騒動により都内への移動を自粛したため、先日久しぶりに訪問したところ、
14時半~17時までは中休みとなったようで、営業しておらず(泣)。日頃の行いが悪い私には、よくあることだ。
数日後、17時台に再度訪問し、今度こそ久々の入店を果たした。
まずはオリオンビールでノドを潤し、「海老とアスパラ炒め」のハーフ720円を注文。


とろみのある塩ダレが海老とアスパラに絡む、味も見た目も素晴らしい一品である。
続いては、最近メニューに加わったと思われる「チーズ餃子」600円も追加したところ、
以前頼んだ餃子と比較し、明らかに羽根がグレードアップ!


とはいえ、チーズは餃子の中に入っているため、羽根自体には特に味はなかった(苦笑)。
この日のシメは、何度も絶賛してきた、鶏ガラスープ使用の「ラーメン・塩」580円。
炒め物は旦那さんだが、麺類は女将さんの担当。麺を湯切りし、具材が盛りつけられ、待望の塩ラーメンがやってきた。


つけめんとは異なる細麺に、具材はチャーシュー、メンマ、味玉半分、ホウレン草、ナルトにネギ。
シンプルな構成だが、その分鶏ガラスープの味を引き立てる。「しょうゆ」もあったが「塩」にして正解だ。
レンゲでスープをひと口すすれば、ウホッ、びっくりするほどウメエ!
絶品スープに絡む、細麺との相性も抜群。この塩ラーメン、飲んだシメには最適だよ。
シメと言いつつ、いただいたお椀にスープを移して飲んでいたら、再び酒が欲しくなり、ウーロンハイをお替り。


会計時、「スープがものすごく美味しかったです」と告げたところ、「スープだけの注文もできます」と教えてもらえた。
それもありがたいが、未食の「しょうゆ」や「味噌」、「担々麺」や「カレーつけめん」なども試してみたい。
麺類だけでなく、「エビのマヨネーズ和え」や「豚ロース生姜焼き」なども食べたいし、まだまだ通い続けなくては。

そういえば、以前はよく見かけたお子さんたちだが、最近はあまりお店に顔を出さないとのこと。思春期かな?
でも、数年後にはまた、お店を手伝いに来るかもしれないし、ゆくゆくはお店の跡継ぎも…。
いろんな意味で、今後が楽しみな玲音さんなのであった。



Heaven's Kichen玲音
東京都新宿区高田馬場4-34-14
JR高田馬場駅戸山口から徒歩約10分、大久保駅、東中野駅からは徒歩約25分
営業時間 11時半~14時半、17時~23時
定休日 日曜、祝日
※奥に団体用の小上がり席、店頭にテラス席もあり



おまけ
『玲音』さんとは無関係で恐縮だが、最近ようやくプロ野球が開幕。
4~5月くらいまでは、歴代ベストメンバーなど、過去の選手について触れたネット記事が多かったのだが、
レオン・リーは、もっと評価されていい選手ではないか!?
レオンを知っている、昭和の野球ファンなら、同意してくれる方は多いはず。
昔のプロ野球については、また改めて書かせていただく。
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