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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

撃沈必至の「焼酎飲み放題」 荻窪『チューハイ倶楽部C』

2022年07月17日 | 居酒屋・バー
地元の立川より、高円寺~阿佐ヶ谷~荻窪~西荻窪の中央線杉並4駅で飲むことの多い私。
往復の時間と電車賃、さらには帰りに中央線内で寝てしまい、乗り過ごす恐怖(←経験多数)を差し引いても、
飲みに行く価値のある、安くてウマくて居心地のいいお店がたくさんあるのでね。
昨年の秋、荻窪の教会通りでオープンした、『チューハイ倶楽部C』もそんなお店のひとつ。
荻窪在住の飲み仲間から、いい評判を聞いていたので、私も行ってみることにした。

店内にはカウンター席と立ち飲みエリアが共存しており、お値段も立ち飲み屋と同等の安価に設定してある。
カウンター席は先客で埋まっていたので、立ち飲み用の小さなテーブルで飲むことに。
まずはドリンクメニュー。チューハイを屋号にしているように、最初に記載してあるのは「レモンチューハイ」だ。


こちらが主なおつまみ。この他にも、期間限定メニューがあったりする。


初訪問時の私は、下記の「おつかれセット」500円を、「ドライレモン」でオーダー。


すぐにドリンクと「本日のおつまみ」→ニンニクの醤油漬けにネギなどを合わせた小鉢、「からあげ」2個が登場。


唐揚げはなかなか美味しく、1個100円の唐揚げ2個に、450円のドリンクと小鉢が付いて500円は、かなりお得である。
ひとりで入店したのだが、偶然にも飲み仲間がふたり来店してきたので、3人で飲むことに。
ふたりはすでに、店員さんと顔見知りだったので、私もその仲間と認識されたようで、不審人物扱いは解除(たぶん)。
いいトシこいて人見知りな私は、お店の方と話すのが苦手なので、知人たちの合流はありがたかった。
ドリンク・接客担当が店主の山下さんで、厨房の調理担当が畠山さん。ふたりは同級生らしい。
彼らやお店の詳しい情報などは、「フードスタジアム」というサイトのこの記事で紹介されている。
先に読んじゃうと、今回ブログの存在価値がなくなるので(泣)、できればあと回しにしていただきたい。

ハナシは戻って。この日に食べた料理を、知人が注文した分も含めて紹介。
さっき書き忘れたが、普通の立ち飲み屋さんでは冷凍食品などの既製品も使うが、こちらはすべて手作りである。はず。
これは「メンチカツ」400円。唐揚げにもついていたけど、キャベツの存在が嬉しいね。


中身はこんな感じ。メンチにありがちな肉臭さはなく、肉の旨味とソースの香りが口内に広がる。


こちらは「大人のマカロニサラダ」400円。たっぷりの黒胡椒と揚げニンニクが、まろやかなマカロニと合う。


料理長・畠山さんのお父さんは、競艇などを取材するライターで、先述のフードスタジアムの記事によると、
「父と一緒に行った競艇場で食べたモツ煮込みがウマかったので、再現しようと研究・模索」し、
ようやく完成したのが、こちらの「和牛ホルモン煮込み」500円。予想に反し、上品な見た目である。


ギャンブル場及び周辺の飲み屋で提供している、モツ煮の味は客と同様(?)、臭く脂っこく下品なのが大半だが、
この煮込みはイヤな臭みや脂っこさがなくて、味噌のコクも感じられる、誰もが好きになるテイストだと思う。
どうやら私が入ったことのない、平和島競艇場で販売しているもつ煮がヒントになっているそうだ。

ところで、競艇を取材する畠山氏といえば、畠山直毅さんしかいない。
たずねてみたところ、やはりお父様は直毅さんで、「この店にもたまに飲みに来ますよ」とのこと。
以前は競艇だけでなく、競馬や競輪の原稿も執筆していた、私の好きなライターなので、いつかお会いしたいものだ。

その後も、チューハイ倶楽部Cさんには何度か通っているので、私や友人が頼んだメニューの一部を公開。
こちらは、ドリンクメニューの一番上に記載されている、レモンチューハイの「3C」。


甘味、酸味、苦みが三味一体であり、山下さんと畠山さんが3年C組だったことが、名前の由来らしい。
藤子不二雄A先生が亡くなった直後、献杯として飲んだのが、サイダーの焼酎割り「チューダー」450円。


藤子不二雄先生や赤塚不二夫先生、石ノ森章太郎先生ら、トキワ荘の皆さんが愛飲していたドリンクだ。

料理もいろいろ食べている。「アジフライ」300円は、いい具合に揚がったアジがふたつ。


豚肉好きにはたまらない、脂分がとろける「あぶりチャーシュー」は600円。


自家製チャーシューは、それ自体が美味しい逸品である。 ※この一行、覚えておいてほしい

先日食べて気に入ったのが、「出汁まきたまご」500円。「少々お時間いただきます」と告げられたが、そんなに待たなかった。

※本来は、大根おろしが添えられる

ちょうどいい出汁加減と、焼き立て熱々のふんわり玉子。そりゃあウマいに決まっている。
料理をいろいろ紹介したが、唐揚げ、モツ煮、出汁巻きの3種は、「絶対に食べた方がいい」と推奨しておく。

そして、ここチューハイ倶楽部Cさんで、もっとも衝撃的なメニューが、今回のブログタイトルである【焼酎飲み放題】。
立ち飲み客限定のサービスだが、価格は700円、しかも時間無制限だ!


友人とふたりで、このサービスを利用したのだが、まずグラスを渡され、あとから氷やマドラーが提供される。
客は、店内に入ってすぐの場所に設置してある、焼酎マシーンにグラスを持っていき、好みの量の焼酎を注ぐ。


ホッピーなどの割り用ドリンク(250~300円)は、近くの冷蔵庫から客が自ら取り出し、栓抜きで開封する。
焼酎マシーン(正式名称不明)は入口にあるため、消毒用アルコールと間違えて、手に注いでしまう客もいるらしい(笑)。
飲み放題&食べ放題だと、ついつい元を取ろうと、時間制限内ギリギリまで頑張ってしまう、貧乏性の私だが、
700円という安価で、しかも時間無制限なら、落ち着いて飲めるからいいね。
まずは「ホッピーの白」300円、そのあとは先述の「三ツ矢サイダー」や、「ジンジャーエール」(どっちも250円)などを飲み、
山下店主におススメされた、ちょっと珍しい「スンチー杏仁」250円も試してみた。


杏仁豆腐っぽい香りがする、ピンク色の液体で、杏仁豆腐好きの私は大歓迎。


ただ、さきほど「落ち着いて飲めるからいい」と書いておきながら、
結局は、焼酎をガバガバと注いでしまったため、このあたりで記憶を失う。※焼酎は残さず飲んだはず
立ったまま飲むから、余計に酔いが回るのかもしれない。

退店後、友人と「もうちょっと飲もう」となり、近くの『グレートスコット!』にも立ち寄ったのだが、
このお店が出す酒も濃いので、私も友人もトドメを差された(苦笑)。友人はほぼ記憶がないらしく、
私と別れたあと、どこかの生垣に突っ込んで、身体中傷だらけになったとか。まさに「なんてこった!」だ。
※グレートスコット=「なんてこった!」の意
念のため忠告するが、「焼酎飲み放題」は調子に乗ると撃沈必至なので、飲むときはほどほどに。

最後に、チューハイ倶楽部Cさんが、春頃提供していた限定メニューを紹介しよう。
その商品とは、前回ブログの最後に予告した、「本気のペヤング」800円。画像も再掲する。


別角度からも撮影。このメニューはペヤングの麺、具材、ソースを使用しながら、お店独自のアレンジを加えたモノで、


麺は茹でてからさらに炒め、そこにモヤシやキャベツなどの野菜を加え、さっき絶賛したチャーシューを乗せ、


ソースにもゴマ油などを追加し、ノリとマヨネーズをかけ、最後にペヤング付属の青海苔とスパイスも…と、
注文後、かなり待たされたのも納得な、まさに本気で作られたペヤングなのである。

※ちゃんと「ペヤング肉」も入っている

山下店主の遊び心と、畠山料理長の技術が融合した、面白いメニューがこれからも続々登場すると思われる。
今後も私は、中央線に乗ってせっせと通うつもりだ。ただし、帰りに寝過ごさないよう泥酔は控える(笑)。



チューハイ俱楽部C
東京都杉並区天沼3-6-22
JR荻窪駅北口から徒歩約4分
営業時間 17時~24時
定休日 月曜
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2 コメント

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Unknown (りくすけ)
2022-07-24 20:03:13
日が沈む前に飲む酒はウマい様へ。

お邪魔します。
初めてコメントいたします。
北陸の片田舎に住む「りくすけ」と申します。
しばらく前に貴ブログを知りました。
いつも微に入り細に入り「食」を観察する視点に、
感心し、喉を鳴らしながら拝読しております。

さて、公営競技がお好きな様子。
僕は競艇ファンです。
本日のSGオーシャンカップ「椎名豊」が初優勝。
今節「畠山氏」が追いかけてきた選手です。
その理由については畠山氏曰く
「伸びる尼崎2号機に惚れた」からとか。
また、ボートボーイyoutubeでは、
「椎名はオレの長男と同い年なんだよね」と発言。
その嬉しそうな様子を見て、
父の視点も椎名推しの要因なのかなと思いました。

貴ブログ紹介の料理長さんが、
ご長男か否かは分かりませんが、
記事内容を思い出しコメントした次第です。

これからも楽しみにしております。
では、また。
返信する
Unknown (日が沈む~(略))
2022-07-25 01:55:55
りくすけ様
コメントありがとうございます。

私も何度か、貴殿のブログを拝見させていただいております。
実は私、偶然にも石川県河北郡津幡町に、先輩が住んでいまして、
一度だけ遊びに行ったことがあるんです。
まったく知らない町ではないので、「津幡通信」も楽しく拝見させていただいております。

競艇も、一度だけ行きましたが、全然詳しくないので、
お店で畠山直穀先生にお会いできたら、いろいろ指南していただけたら、と思っております。

汚い言葉や稚拙な文、自分勝手な主張の多いブログですが、
今後もよろしくお願いします。
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