7月10日、龍泉寺(別称龍ヶ崎観音)で「ほおずき市」が行われるので、行くことにした。ほおずき市に行くのは、初めてである。
7月10日は、観音菩薩にお参りすると四万六千日、すなわち126年間、日参したと同じごりやくにあずかれる功徳日であり、古来より大勢の人が参拝してきたそうである。また、ほおずき市は、その功徳日に観音堂において開かれる行事である。ほおづきは、盆の飾りになるとともに雷よけのごりやくもあるそうである。
ニュースでは、浅草観音におけるほおずき市の賑わいの様子を伝えていた。龍ヶ崎観音も、わが郷としてはそれなりに、朝から結構賑わっており、ほおずきも順調に売れていた。
このことを家族に話すと、「四万六千日」ではなくて「四万八千日」ではないかという。調べてみると、8月9日にお参りすると四万八千日分のごりやくが得られる観音様が方々にある。しかし、浅草観音も龍ヶ崎観音も7月10日は四万六千日であり、それぞれ誤りでは無さそうである。
沢山のほおずきの鉢が 並べられている中から、適当なのを選んでカウンターに持っていくと、包装、清算を済ませた後、売買両者の間で、開運などを願って手打ちをする。
また、龍ヶ崎観音は、安産観音とも言われ、安産のごりやくもあるので、出産間近そうな女性も結構来ていた。
龍泉寺・龍ヶ崎観音
本堂に参拝
ほおずき市
売買が成り立って手打ち
この日は梅雨の合間で曇っていたが、気温は28℃止まりで、比較的過ごしやすかった。自転車で行き、途中、いくつかの店や、図書館、寺社にも立ち寄った。
以下にその内の2ヵ所を紹介する。
大統寺・入り口
門から見た本堂
愛宕神社
50段ほどの石段を上がったところに社殿などがある。アジサイが花盛りである。
大木と社殿の全景
保護のため、左側の建物(鞘堂)の中に社殿が収められている。建物が小さく見えるが、これは隣の木が非常に大きいためである。
社殿の壁面に施された彫刻
なかなか立派な彫刻である。美濃の名工左甚五郎作の「鷹」の彫刻が正面にあるとのことであるが、外から正面は見えなくて、それについては定かではない。
神社から見える市街地と市庁舎