9月7日、市制60周年を記念して作った田んぼアートを見せてくれると伝え聞いたので行ってみた。
場所は流通経済大学の裏側あたりの水田地帯のなかほどにあった。
アートが描かれたのは、100m×30mくらいの水田で、4種類の色の違う稲を、元の絵に基づいて、
配置して植えることにより絵が浮かび上がるようになっていた。
絵は、田を水平に見てもわからないので、15mくらいの高さまで伸びる、クレーン車のかごに
見に来た人達を交互に乗せて、それぞれ見せてくれていた。
多くの人は、そのような絵を見ることも、クレーンに乗ることも初めてであり、感激していた。
このような絵を作成することは、かなり大変だったらしい。元絵に基づいて、測量をして、田の中に
杭を打って位置決めをし。手で田植えをし、きちんと成長するように手入れをし、絵の完成後は、
種類別に手で稲刈りをし、4種類が混じらないように乾燥、脱穀を行わなければ成らない。
このような作業をして、見せてくれた人々に感謝と敬意を払いたい。
遠目には、会場はこんなであった
3~4mくらいの高さからは絵はよくわからない
こんな風にクレーンの上から眺める
クレーンも結構高い
上から見るとこんな風に見える。大きな部分が龍の頭部である。
当日、朝日、毎日、読売などの記者が来て取材をしていた。翌日の朝日新聞朝刊の茨城版には、
次のような記事が載っていた。
10月に入り、市報の「リュウホー10月前半号」に、小型飛行機から撮った写真が掲載された。
さすがに,上空から見ると全体が、ゆがみ無く表現されていて、絵の意図がよくわかる。
右が頭部、中央が玉を握る龍の爪、左が稲妻と尾、のようである。
その後、9月22日に、多くのボランテイアも参加して、この田の稲刈りが行われた。
まず、絵や字の部分は、稲の種類別に鎌で刈って取り分け、残ったところを機械でまとめて刈ったそうである。
日頃、農作業をやっていない人の中には、腰を痛めた人もいるらしい。