シラサギは結構警戒心が強く、20、30m先からでもカメラを向けると飛び立ってしまう。しかし、田の中にいる時にすぐ近くを自転車や自動車で通り過ぎてもそのまま餌を探し続ける。自分に何かを向けられることに警戒しているようである。
一方、田の中で仕事をするコンバインやトラクターなどには、かなり警戒心を緩めているようで、それらの周りに集まっている。稲を刈ったり、土を掘り返すと、昆虫や虫などが出てくるので、それを待っているようである。
それでも通常集まるのは、数羽~10羽くらいがせいぜいであるが、9月21日、龍ヶ崎市川原代の田園地帯では、一つのトラクターの周りに30羽以上が集まっており、なかなか壮観だった。その時は、作業をしているのがそこだけだったので、その一ヵ所に全て集まっていたようである。
広い田園の中で
シラサギが整列してトラクターを迎えている。
時々、飛んでそれぞれの位置を変える。
掘り返されたところで虫などを探していた。
日頃警戒される人も、こんな時は無警戒で歓迎されている。面白いものだ。
シラサギは夜は、小貝川の中州にある営巣地「しらさぎの里」に戻っていくものと思っていた。
10月2日夕方、行ってみると営巣地にはほとんどシラサギは居ず、白鳥のいる旧小貝川の沼地に沢山いた。どうもそこで夜を過ごしているのではと思われた。
50,60羽のシラサギがくつろいでいた。
時々、何かに驚いて舞い上がっていた。
夜はともかく、冬はシラサギを見ることがほとんどないように思う。多くは留鳥のようで、どこかへ去るわけではなさそうであるが、・・・。