某年金生活者のぼやき

まだまだお迎えが来そうに無い

素晴らしい演奏ーセルゲイ・ハチャトリアン

2015-01-12 00:57:24 | 素晴らしい話
帰宅してテレビを付けた。2015.1.11。N響の定期演奏会を放送していた。丁度ベートーベンのヴァイオリン協奏曲が始まったばかり。運が良かった。ソリストはセルゲイ・ハチャトリアン。あのハチャトリアンと関係が有るかどうかは知らないが、凄い若手演奏家。近頃のテレビは性能が良いから、音が一つ一つしっかり聞こえる。澄んだ優しい音が良いリズムでくっきり聞こえて我を忘れた。この曲は多分私の一番好きな曲。レコードで聴いたオイストラフ、ロンドンのフェスティバル・ホールで聴いたコーガン、アルバート・ホールでの誰かの演奏などかなり聴いている。レコードやCDでも何人もの名演奏家のものを聴いている。それらと比べても、繊細な美しさと優しさは見事としか言いようがなかった。スイッチを入れただけであのような名演奏にめぐるあえるとは、テレビも捨てたものではない、とつくずく思った。
 昨日はオペラ・シティのリサイタル・ホールで友人のお穣さんのピアノ演奏を聴いた。昨年がシェイクスピア生誕450年だったので、シェイクスピアの劇にちなんだ曲でプログラムを構成していた。初めて聞く曲ばかりだったが(メンデルスゾーンの結婚行進曲も弾かれたが、結婚式で普通聴くのとはかなり違っていた)、曲の多彩な面白さ、音の良さ、確かなテクニックに感心した。二日続けて良い演奏を聴けた。今年は良い音楽に恵まれるだろうな。
コメント
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