某年金生活者のぼやき

まだまだお迎えが来そうに無い

2016年夏のパーネル・サマー・スクール

2016-03-21 17:10:50 | 楽しい企画
 今年はアイルランドの復活祭蜂起百年なので、パーネル・サマー・スクールでも何かいい講義があるだろうと思い、秘書のディアドラさんに問い合わせた。すぐ返事が来た。期日は8 月7日から11日まで。会場はいつもの通りパーネルの館だが、敷地内の寮はもう使えないので、ウッドゥンホテルに泊まる。第一次大戦のときレドモンドがアイルランド義勇軍に「イギリスの軍隊に志願しろ」と演説したので有名なホテル。
 まだプログラムは出来てないが、講義する人々の予定一覧をメールで送ってくれた。想像通り魅力的だ。全体のテーマは「イースターの余燼」。Embers of Easter.残り火というと火が消えたようでさびしいが、敗北したかに見えたイースター蜂起の火が再び燃え盛って悲願達成となったというのであろう。達成できたと見るか、半分挫折でまだ途中と見るか。近頃の「歴史再評価」「政治的利用」についても賛否両論聞けることだろう。
 先ず、基調報告(Keynote Speaker)がロイ・フォスター。彼のVivid Faces:The revolutionary Generation in Ireland.を早速手に入れた。続くのはトリニティやダブリン市大などの歴史家たち。受講者には学校の先生などインテリが多いから、落ち着く先は見当がつくが、各講師の提示する資料などがかなり魅力的だろう。定年以来15年、すませずに困っていた宿題がやっと済んだところで、心機一転心行くまでイースター蜂起研究(談義?)を楽しもう。

コメント
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