某年金生活者のぼやき

まだまだお迎えが来そうに無い

陳情可決

2012-12-06 00:19:33 | ぼやき
 隣の市「綾瀬」で今年日本人女性が厚木基地の米兵に乱暴され、それを大和警察がなかなか公表せず、逮捕もしなかった。朝日新聞には、「オスプレイの問題などもあるので人心を刺激してはまずい」というどこかからの「示唆」もあって警察が公表を控えていた、などという記事が載っていた。勿論当局は否定しているが、その米兵を逮捕したのはごく最近。3カ月以上たってから。日本人なら即座に逮捕されるのに。
 沖縄では近頃繰り返し米兵による凶悪な犯罪が起こっている。増えたのか、それとも日本のマスコミが前ほど遠慮せず記事にするようになったのか、分からないが。自粛だの夜間外出禁止だのが、ろくに守られていないことは明白になっていて、米軍当局に犯罪防止をやる気がないのだ、と、かなりの人が思い始めている。「要するに奴らはまだ日本を占領してると思っている。占領軍なら何でも出来るんだ」と昔の兵隊さんは言う。自分の経験らしい。
 こうした米兵の凶悪な犯罪の多発に、温厚な銀行員だった畏友Mさんがとうとう頭にきて「米兵犯罪の徹底的根絶を米国政府、日本国政府に求める陳情書」というのを書いて、大和市議会に提出した。1人では迫力がない、というので、私他計3名もこれに加わった。
 今日(11月5日)市議会の総務常任委員会というところで、これの審議が行われた。流石にどの委員さんも「こんなの駄目」とは言わない。米軍や政府は良くやっている、という発言はなく、最後は全会一致で賛成になった。中には「米兵だからというのではなく、市民を犯罪から守るという趣旨に賛成だから」とわざわざ断る賛成論もあったが(多分、米軍基地反対と思われては困るからだろう)、私はそれでも良いと思った。いずれ本会議にかかるのだろうが、そこでどうなるか。「基地反対という本音が見え透いているから、こんな陳情には反対」とか、「日本は米軍に守られているのだから、日本の女性が少しくらい犠牲になっても仕方がない」などと発言する議員がいたら面白いのだが、そこまで言う馬鹿はいまい。しかし、腹の中でその位のことを考えている議員はいそうだ。そういう人たちは黙って反対票を投ずるかもね。
コメント
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