Our World Time

さすがに驚きましたが、気を取り直して… ✶その2 (追記あり。★を見てください)

2014年09月07日 | Weblog
▼世におのれを晒して生きていると、いくらか驚くことは、実はたくさん起きます。
 かつて、中国の独裁者を評して「毛沢東じゃなくて、もうたくさん、だ」と言った人がいて学生だったぼくは吹き出した記憶があるのですが、関係ないけどそれを思い出してしまう。
 ぼくが、ひとりの個人としてやりたいのは、するスポーツ(アルペン・スキー、モーターレーシング、乗馬、スキューバダイビング、テニスそしてサーフィン)と小説を書くことです。
 やりたいこと、好きなことはいちばん後回しにして、やらねばならないと考えることを、徹底的に優先してやって来ました。

 それは、ぼくの受けた家庭教育のもたらした生き方です。
 その家庭教育をほどこしてくれた父は、現役社長のまま医療ミスで急逝し、そして母もいま骨となって、ぼくの隣にいます。
 去る7月25日午後4時前、ぼくを産んだ日というだけではなく時刻までぴたり合わせて亡くなった母は、日本キリスト改革派教会のクリスチャンとして十字架を掲げた骨壺に入って、しばらくぼくの仕事部屋で、末っ子のぼくの仕事生活を見ながら過ごしていました。
 そして今日、神戸のプロテスタントの共同墓地に納骨するために、海の見えるその墓地へ向かっている途上なのです。
 青山千春博士と、息子たちふたりが同行しています。
 その礼拝などを終えると、名古屋へ移動して、今日も仕事です。

 母を葬れば、こうした仕事生活を見直していくかもしれません。
 母は、魂魄となってぼくの部屋で仕事生活の実情を見ながら、やはり呆れたり心配したのじゃないかなと感じています。
 もう、そこまでにしたら? という声が聞こえるようでもあります。


▼いくらかは驚くこと…ごく最近の例では、ある著名な評論家が主宰なさっている勉強会から熱心なお招きがあるので、徹夜のまま出向いて、ささやかなりに力を尽くして話していると、初老の男性が話を中断させるように割って入り「拉致被害者や家族の言っていることなど、でたらめだ」と叫びます。叫び続けます。
 つまり拉致事件について話をするなというわけです。
 この勉強会の事務局によると、日本のメーカーを定年退職なさった「ふつうの元サラリーマン」とのこと。
 もちろん、こんな妨害に負けるわけもありません。そのあと、予定を大きく超えて2時間半以上、みなさんの眼を見て話し続けました。
 勉強会の参加者の輝く眼に支えられました。

 この地味ブログへの最近の書き込みでは、誠実に語りながら実際はみずからその書き込みの末尾に「…かなりの想像を交えて書き込んでいるので、全く的外れな部分があるかと思います」と記されているとおり、空想に基づいたまるまる的外れのことを延々と記されたものが届いたりします。
 悪意だけによる、箸にも棒にもかからない中傷誹謗、あるいは人間として救いようのない嫌がらせの書き込みは、常にあります。
 こうしたものはむしろ一切、読まないので、ぼくにいかなる影響を与えることもできません。
 ただ「誠意ある的外れ」というのは、読みますから、その直後は意欲の減退がわずかながら起きます。
 その人を責めるつもりはゆめ、ないし、そもそもタイトルもハンドルネームも何も無い書き込みですから、どうしようもないのですが、徒労感をちらり覚えます。

 この二つの例、ひとつ目は、いつも申しているように「ぼくらは少数派であることを積極的に自覚しましょう」ということには繋がります。
 恐るべきことですが、みんなが拉致被害者の奪還、帰国を願っているわけではないのです。
 敗戦後の教育が徹底的に染みわたっているひとが、朝日新聞のいまの社長から、真面目に働いて定年退職なさったサラリーマンまで、まさしく驚くほどたくさん、いらっしゃるのが敗戦後の社会です。
 ぼくが今後、どういう仕事をするにしても、この現実はしっかり踏まえたいと考えています。
 ふたつ目は、書き込みをされた方ご自身がお考えになることです。


▼さて、この「気を取り直して… その2」は京都のサイン会です。
 ことしの敗戦の日に合わせて刊行した「死ぬ理由、生きる理由  英霊の渇く島に問う」(ワニプラス、たとえばここです)のサイン会は、東京、大阪ですでに、会場に入りきれないほど多く来てくださった方々とお目にかかり、サインし、握手し、希望されるひとにはハグをしました。
 そして、すでに西宮(9月13日土曜、ブックファースト西宮ガーデンズ店)、それに名古屋(9月14日日曜、名古屋駅近くの星野書店近鉄パッセ店)が決まっていて、きょうは京都の告知です。★みなさん、ただし書店の受け付け開始は9月8日月曜からです。

▽まずは初開催の名古屋ですが、予想以上に多くの応募があったので、枠を急ぎ拡大したそうです。
 そのためにわずかながら、まだ受入可能ということです。
 ここにアクセスしてみてください。

▽京都は、以下に書店さんが作成されたポスターを現物のままアップしておきます。


さすがに驚きましたが、気を取り直して… ✶その1

2014年09月07日 | Weblog
▼9月4日の木曜深夜に放送された番組を視てみると、放送開始から何分経っても、ぼくの発言はひとことも放送されません。
「これは、ひょっとして悪意を持って全発言を全カットして、映っているだけにするつもりかなぁ」と冗談でなく思い始めて、番組が終わりに差しかかる頃、「ここで青山さんが口を開いた」というナレーションがありました。
 思わず苦笑して「とっくに最初から口を開いてるよ」と、ひとりごとを言ってしまいました。
 そして、そのあとも発言は、ほとんど放送されませんでした。
 かつてTVタックル(放送時間が移動した現在のタックルではなく以前のタックル)で発言を95%カットされたことがありました。ぼくの発言時間を、収録の際と、実際に放送された時とをストップウォッチで、ぼくの知らないうちに計っていた関係者(当時)がいらして、それによると「青山さん、5%しか放送されていませんせんよ。実に95%、カットされています」ということでした。
 しかし今回はそれを上回る、新記録(?)じゃないかな。客観的にみて99.5%ぐらいカットされている感じでした。


▼この地味ブログで放送時間をアップしていたので、深夜なのに待っていてご覧になった方もいらっしゃると思います。
 がっかりさせて、ごめんなさい。
 頂いた書き込みを、無作為に、すべて原文のままアップしておきます。
 順番は来た順そのままです。
 テレビ番組の編集権はテレビ局にあります。こうしたことがあっても、その考えは変わりません。ただ当事者のぼくではなく、視聴者・国民がどのようにご覧になったかを、ありのままに公開しておきます。

▽(無題) 2014-09-05 00:47:54 Y(※註 実際は実名と思われる姓が記載されています)

 東京の講演会(※註 独研が主催する独立講演会)は昨年末から参加させていただいていますが初めてコメントします。
 番組出演の告知があったので観ましたが、いくらなんでも酷い編集でびっくりしました。 青山さんの発言は正味10秒もなかったのではないでしょうか?
 どういう話をされたのか楽しみにしていただけに残念で仕方ありません。
 次回の東京の講演会(※註 独立講演会)で少したけでもお話しいただけたらと思います。


▽(無題) 2014-09-05 10:12:45 dan

「DEEPナイト」見ました。青山さんがおっしゃってた通りご発言のほとんどは切られていてがっかりですが、バラエティー番組なので仕方ないのかもしれませんが、青山さんの働く事、お金の事への考え方をもっと聞きたかったです。
 下衆の勘繰りという言葉があるように世の中には自分が卑しいから人も卑しいものと考える輩がいるものですね。
 たちが悪いのは、自分だけ思っている分にはまだましですが、それを事実として他人に言いふらす人間です。
「朝日新聞問題」のように真っ赤な嘘が、それを信じたい人々によって世界中にばらまかれてしまっている現状を思うと暗い気持ちになります。青山さんのような方が日本にいらっしゃる事がわたしにとって救いになっています。


▽やっぱりね 2014-09-05 11:30:53 Kayoko

 時間を割いて深夜放送の録画を見ましたが、全く時間の無駄でした。青山さんは、こんな番組に出るよりも、少しでも体を休め、本来の仕事に邁進していただきたいです。


▽木曜日深夜番組観ましたが… 2014-09-05 22:53:36 ちかいの魔球

 青山さんのコメント10秒か20秒しかなく残念です。しかし短いコメントの中にキラリと光る物があり流石です!サラリーマンはしがないと言う番組の進め方はちょっと違和感がありますね。青山さんは働く目的があればサラリーマンでも立派だと!同感です。


▼ほんのわずかな発言の中から、真意のカケラを拾い出してくれた方がいて、たいへんに勇気づけられました。
 ありがとうございます。
 そして、テレビの視聴時間が無駄になってしまった方々には、もう一度、ごめんなさい。


▼さて、このエントリーのタイトルは「気を取り直して その1」としました。
 それは「気を取り直して、またテレビ番組に参加しよう」という意味では全くありませんぬ。
 2時間近くスタジオで熱意も込めて議論したことが、ほぼ無駄でした。
 その時間、休めたのに…というのではなく、その時間をほかの手段で発信することに使っていれば、発信を受け止めてくださるみなさんにとっても、ぼくにとっても意味があったのは事実です。

 気を取り直して…というのは、独研(独立総合研究所)が主催する「独立講演会」の次の募集がもう、とっくに始まっていることです。
 今回は、初めて京都で開く会の募集です。
 それも京都国際会議場が会場です。共同通信・京都支局の記者時代、ここで開かれる大切な国際学会や会議を、何度も取材しました。
 そこで、みなさんとお会いできるのは、いささかの感慨があります。
 秋の京は、世界にないほど素晴らしいところです。
 どうぞ、京都散歩がてらにお出でください。

 いつものように、独研の公式HP(ここです)にアップされている募集要項の一部をアップしておきます。

第34回 独立講演会@京都 (お申込みの受付を開始しました。)

【講演日】
2014年10月13日(月・祝日)

【講演時間】
開場:13時00分
開演:14時00分 ~ 18時30分 予定

【講演内容】
「祖国、アジア、世界を、あなたと一緒にどうするか その7」

【会場】
国立京都国際会館 アネックスホール
〒606-0001 京都市左京区宝ヶ池
JR京都駅から市営地下鉄烏丸線で約20分「国際会館駅」下車徒歩5分
詳しい案内はこちらをご覧ください。

【受講料】
一般 5,000円 / IDC(インディペンデント・クラブ)会員 4,000円(税込)

【申込期間】
2014年9月5日(金)正午~ 2014年9月24日(水)正午 予定
※申込期間内のみ、申し込みを受付致します。

【申込方法】
「申込フォーム」ボタン(ここにあります)をクリックし、リンク先のページよりお申込みください。
※「申込フォーム」へ入力される前に、必ずページ下の【禁止事項】までお読みください。

【抽選結果通知】
当選・落選発表は、9月24日(水)申込締切り以降、メールにてご連絡致します。
※会場の規模によって抽選になる場合がございます。

【禁止事項】
※参加資格の譲渡
※講演の撮影・録音・録画
※講演中のパソコンの使用
※事前にお申込をされていない方の入場


▼テレビ数十秒、独立講演会4時間半!
 わはは。
 いつもお伝えているように、独立講演会は連続4時間半、実際には5時間、6時間になったこともある、おそらく世界でただひとつの定期講演会です。
 あらゆるご質問をその場でお受けしているのも、たいせつな特徴です。

 みなさん、秋の京都で会いましょう。