拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

酒とパンダと短冊と

2006-07-06 22:35:21 | 日記
本日のゼミが終了した後、ゼミの先生が「これからビアホールにでも行きますか」と言い出した。今日と明日の二日間、大学の食堂内で学生主催のビアガーデンが催されているのだ。酒好きの我がゼミの先生は毎年行っているらしい。どういう理由かビアホールの金券を持っているという先生のおごり、というわけで、十数名でゾロゾロと会場へ向かう。行ってみると、まず入り口で番号札のようなものを渡され、「抽選会まで大事にお持ちください」と声を掛けられる。はて、なんかあるのかしら。そして会場の中に入る。場内はいささか盛り上がりに欠けていた。あまり客が入っていない。ヘタすると店員の学生と客の人数が等しかったりしたかもしれない。毎年こんなもんなのか、それとも金曜日である明日が盛り上がる時なのか定かではない。まぁ、そんなことはどうでもいい。我々は十人以上連れだ。嫌でも勝手に盛り上がるだろう。
各自適当にお酒やつまみを注文した。メニューには七夕を意識した食べ物の名前が羅列してあった。「天の川ポテト」とか「星屑チャーハン」とか。軽く冷笑しつつ食べたいものを注文。そういえば先生は枝豆を全員分注文してくれていた。うーむ、太っ腹。出てきた枝豆は豆本来の味を生かした、単純に言えば塩味のあまり効いていないものだったが、フライドポテトがとても塩辛かったので舌はちょうどよく中和された(嫌みじゃねーぞ?)。わいわい喋りながら酒を飲んでいると、突然学生主催のクイズ大会が始まった。「酒の席にクイズなんていらねーよ」と先生。酒が入ると人間性が激変する我がゼミの先生。既にキャラが変化している。私たちのテーブルは当然クイズそっちのけで、クイズよりくだらない会話で盛り上がっていた。クイズが終わると件のプレゼントの抽選会が始まっていた。「○番の方!前へお越しください」と何人かが呼ばれる。なぜか若い番号ばかり呼ばれるので抽選会も無視していたら司会が「69番の方どうぞ!」と発言。私じゃん…。抽選会など全く無視していたにも関わらず、当たりが出たとなると不必要なまでに私を盛り立てるゼミの皆さん。前に出て、景品のエプロンを受け取る。新潮文庫の「Yonda?」キャンペーンのパンダの絵がプリントされた、イエローベースの色鮮やかなエプロンである。漱石先生の「文豪リストウォッチ」といい、最近やたらと新潮社に縁があるみたいだ。テーブルに戻ってエプロンを皆に見せると、笑われるでもなく羨ましがられるでもない空気のような反応が帰ってきた。それにしてもどこで手に入れたんだ、こんなエプロン。もちろん非売品だろうし…。
入場から約一時間後、そろそろ帰ろうか?という雰囲気になったとき、テーブルの隅に短冊があるのを発見。これを書いてから帰ることに。七夕の短冊なんて書いたのいつぶりだろう…。願い事、何書こう?と思ったら、ふと脳内に宇多田ヒカルの曲が浮かんだ。「誰かの願いが叶うころ」。うーむ、ベタ。
 

【今日の数字】
28533
28376
14139
70117