拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

突発的に豊橋に行った…

2006-07-09 19:31:20 | 日記
正午過ぎ、急に外出したくなった。でも電車で街へ出てみてもこれといって行きたい所が思いつかず、名古屋駅のホームのベンチにちょこんと座り「うーん、どーしよう。というか何やってんだろう私!」と悩む。いつまでも悩んでいても仕方ないので取りあえず電車で遠くまで行こうと思い、名鉄のホームに行くと、ピンと何かが閃いた。「そーだ、豊橋行けばいいじゃん」…。
豊橋は、名古屋駅から特急に乗って約一時間ほどの所にある、名鉄本線の昇り方面の終点である。豊橋在住の友人がいることもあって去年からなんとなく気になっていた街。でもそこへ行くための電車賃があまり安くはないので興味があってもなかなか気軽には行けないな~と日々思っていた街。行っちゃったよ、物凄く軽い気持ちで豊橋行きの快速特急に乗っちゃった。素早く流れていく見知らぬ景色を電車の窓からじーっと眺めるのがこんなに楽しいとは思わなかった。車窓がまるで素敵な映像を写すスクリーンのように思えるほど景色に見入っていた。豊橋に住む友人は電車に乗った際はこの映像を日常的に見てるんだよな。ごくごく当たり前のようにこの、のどかな景色を。なんだかうらやましいぞ。電車で寝てる場合じゃないよー?
流れるのどかな景色を経て豊橋駅に着き、人波にまぎれてとりあえず改札を出る。「ようこそ ほの国 豊橋へ」という謎のフレーズが目に入る。わかりにくい歓迎の言葉だ。さて、初めてこの地を踏んだ完全なるストレンジャーなので、どこに何があるのかさっぱりわからん。おまけに目的も無いので、とりあえず面白いものがありそうな方角へ適当に歩いてみることにした。道路に目をやると路面電車が走っている。こんなの自動車学校の学科ビデオでしか見たことが無いよ。路面電車を見た後、賑わっていそうな通りへ入る。やたらと洋服屋さんが目に付く。途中名古屋・栄にある大通りと同じ名前の通りを発見し、そこをさらにウロウロしてたらCD屋さんを見つけたのでなんとなく入る。hideのCDはやっぱりベスト盤しかなかったのが寂しい。そのCD屋の隣の店は何やら子供達で賑わっている。ゲームのソフトを売ってるおもちゃ屋っぽい。おもちゃ興味無いなーと思って脇のエスカレーターで二階に上がると文房具屋があり、さらに上がると漫画の単行本ばかり売っているフロアにたどり着いた。所狭しと並ぶ漫画本。ここに無い漫画は無いというほどの品揃えだ。そりゃそうだ、フロア全部漫画関連だもん。漫画だけが並ぶフロアって微妙に怖いなぁと思い外に出ようとするが、下りのエスカレーターが見当たらない。んん?出口はどこだ?こういうことがあるから見知らぬ土地って面白いよな~と思いつつしばらくウロウロしてたら無事階段を発見(店の人に聞けよ)。
店の外に出てさらに通りをウロついてたらブックオフ発見。私は行ったことの無いブックオフを見かけたらとりあえず入ることにしている。雑誌コーナーで「ROCK'IN ON JAPAN」のバックナンバーを探すためだ。6年以上前の同誌を見つけたら表紙が特に好きではないアーティストでもとりあえず手に入れることにしているのだ。豊橋のこのブックオフには宇多田ヒカルが表紙のジャパンが一冊だけあったが、それは持ってるものなので意味なし。がっかりしつつ店内をぶらつくと、hideの限定のCDBOXセットを発見。売るなよアホー。
歩き疲れたのでまた駅前に戻り、鳩の多い広場みたいな所にちょこんと座り、紅茶飲みつつ行きかう人々をぼんやりと眺めていた。これからまた一時間かけて名古屋に帰るのが信じられないほどの居心地良さを感じながらぼんやりと。


【今日の数字】
28575
28398
14154
70121