社会空間研究所 建築・まちづくり通信

社会空間研究所の所員が建築・まちづくりに関する情報等を気ままに綴ったブログです。
2007年6月からスタートしました。

お昼休み 上原中学校周辺から東北沢を散策

2017-03-19 13:34:23 | 代々木上原情報

2017年3月17日、金曜日、晴れ

お昼休みに上原中学校界隈を散策。

この日、中学校は卒業式でした。

天気に恵まれよかったね~~。

上原中学校の横の坂を登っていくと、

アメリカのレトロなシルバー色のトレーラーバス(又はキャンピングカー)のような建物が見えた。

この建物、フォルムが面白い。

絶対にアメリカのトレーラーバスを意識していると思う。

 

 

道なりに歩いていくと行き止まり、かと思ったら、狭くて長い階段状の路地があった。

こんな路地があるなんて面白い。

  

この路地を折り右に曲がって、また、坂を登っていくとすごいお屋敷が見えてきた。

ネットで調べたところ、「大樹莊」であることがわかった。

「大樹」は徳川征夷大将軍の異称だそうだ。

大樹莊一帯はもと水戸徳川13代当主圀順公爵邸のあった地で

公爵邸が玉川瀬田町(現・瀬田温泉山河の湯)に移ったあと

所有者が移転し、今は住友家評議員会の管轄といわれているとのこと。

少し離れたところには、水戸公爵家時代の西洋館が個人宅として今も残っているらしい。

また、大山町には宗家第18代徳川恆孝邸が、上原2丁目には徳川記念財団があるんだって。

渋谷区郷土博物館・文学館発行の「住まいから見た近・現代の渋谷」によると、

大山町に隣接する西原2丁目~3丁目の一部は、昭和15年に箱根土地株式会社(西武グループの前身)によって

徳川山分譲地として売り出されているが、大山町もおそらく徳川家が所有していたものと推測される。

この日の散策は、なかなか収穫のあった散策だった。

▼大樹荘


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