南池袋公園がオープンし、多くの人が訪れるようになったことで、地域のイメージアップにつながり、それが地価に反映されているのではと思い、公園がオープンした平成28年と現在(令和3年)の路線価の変化を見てみた。
▼賑わいを見せる南池袋公園
しかし、結果は次表に示すとおりであり、全体に1.4倍前後で伸びており、公園に面している部分が特に大きく伸びているわけではなかった。
ただ、公園に面する道路沿いのビルに人気の「ブルーボトルコーヒー」等が進出したこと等もあり、公園に面する建物のテナント料が上がっているのでは・・・・・。
▼南池袋公園周辺の路線価の変化(R3年/H28年)
▼公園沿いに進出したブルーボトルコーヒー
ちなみに、池袋駅周辺の路線価の伸び率について見ると、東口地区が西口地区の伸び率を大きく上回っていることがあげられる。
この要因としては、東口地区においては新庁舎の整備、南池袋公園のリニューアル、さらに旧庁舎跡地や造幣局跡地のにおいて公園と一体となった文化施設の整備等が進められたことで地域イメージ、環境が大きく向上したことによると推測される。
公園整備と地価の関係は別として、地価の上昇率が高すぎるのでは。
平成28年から5年間で1.4倍というのはなんか理解できない。
この間の消費者物価指数(総合)は1.017倍とほぼ横ばいなのに、なぜ地価だけが上がるのか?