今回、柳川の川下りからスタートした福岡の旅、太宰府では「太宰府天満宮」、福岡の中心街博多では上川端の「櫛田神社」と「満行寺」、住吉の「住吉神社」、寺町と言われる祇園から御供所に鎮座する大寺といわれる「東長寺」、「聖福寺」、「承天寺」、最終日は宗像市へ移動してこのたび世界遺産となった「宗像大社」、「鎮国寺」など数十ヶ所の寺社を巡った旅もいよいよ「最終章」となった。まず博多区祇園町に浄土真宗本願寺派寺院「袖湊山順正寺」。創建は天正11年(1583)、空寂上人により開基。約430年の社歴を誇る祇園の古刹である。つづいて博多区祇園町に満行寺の末寺、浄土真宗本願寺派寺院「法王山善照寺」。寛永17年(1640)に本願寺から寺号が許され御木仏像を安置をしている。祇園の隣町御供所に聖福寺の子院でかつては順心庵といわれていたが改称した臨済宗妙心寺派「順心寺」。同じく御供所に臨済宗妙心寺派寺院「円覚禅寺」は福岡藩士立花実山直筆の「南方録」が伝承され、茶と禅の道場として知られている。同位置の御供所に「ういろう」が日本で最初に製造されたと伝わる寺で黒田監物の墓がある「妙楽寺」。最後は下川端に小さな社であるが菅原道真公が海路にて博多に上陸した場所(下川端町)に鎮座する「鏡天満宮」。菅原道真公が船旅の疲れで寄った当地で我が顔の痩せ細った姿を写したといわれる「鏡」が神体として祀ってある。(1809)