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菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

司馬遼太郎「坂の上の雲」と吉村昭「海の史劇」

2016年05月18日 19時10分22秒 | 日々の雑感
 NHKが数年前に、司馬遼太郎「坂の上の雲」をテレビで劇化した。これは、司馬遼太郎は、生前、劇化することを許さなかったものと言われていたが、死後、遺族の了解があり、劇化を許されたものである。

 司馬遼太郎は、国民的作家であり、その歴史観は「司馬史観」とも言われている。簡単にいえば、「日清戦争」、「日露戦争」まではよかったが、そのあとの戦争が、「愚か」だったというものです。
 これは、右翼側からも、左翼側からも批判が出ています。

 坂の上の雲は、日露戦争を描いたものであるが、「司馬史観」がよく出ている。

 一方、吉村昭の「海の史劇」は、ロシアの資料もふんだんに使って、日露戦争の経過を詳しく描いたもので、「日露戦争」をどう見るかという点では、資料としても優れている。この作品については、右翼の側からも、左翼の側からも批判はでていない。

 私は、授業で、「日本の戦争」という仮説実験授業授業書を使って、生徒に戦争について教えたことがある。

 一部を紹介しよう。

 問題1、日清戦争の行われた場所はどこでしょうか。

   ア、日本

   イ、中国(清国)

   ウ、その他

 問題2、日露戦争の行われた場所はどこでしょうか。

   ア、日本

   イ、ロシア

   ウ、その他


  生徒さんの声
    
   問題1  戦場にされた朝鮮は、いい迷惑だよなあ。

   問題2、 戦場にされた中国は(清国)は、いい迷惑だよなあ。


   
     

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