菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

「『臨時の医療施設』を『野戦病院』」と呼ぶのはふさわしいかー宮子あずさ氏の指摘  

2021年08月23日 07時44分17秒 | 日々の雑感
 今、コロナ患者の入院先が見つからず、日本共産党は「臨時の医療施設」をつくることを提起している。とろが、マスメディアでは、これを「野戦病院」と呼ぶ風潮がある。これについて、今日の東京新聞。本音のコラム欄で、看護師・宮子あずさ氏が疑問を投げかけている。紹介したい。

 野戦病院
 宮子あずさ


 新型コロナウイルス感染者が増加。病状が悪化しても入院が難しい状態が続いている。自宅療養者は18日時点で9万6千人を超えた。自宅療養中の死亡が連日伝えられ、感染した妊婦の搬送先が見つからず、新生児が亡くなる悲劇もおきた。多くの地域で医療が崩壊している。
 今はどんな形であれ、急変に備えた療養が可能な必要なのは間違いない。危機感をもつ医療者などから「野戦病院を作れ!」の声が上がっている。
 施設の必要性に強く同意する一方で、「野戦病院」という言葉にには、どうにも違和感がある。野戦病院、仮設病院、臨時病床・・・・。ふさわしい言葉はないのだろうか。
 病気との闘いはしばしば戦争になぞらえ、長期戦などと言われる。病む人がその気持ちで臨むのはよいとして、社会全体の気分が戦時になるのは、決して好ましいことではない。
 戦争に於いては著しく人権が制限され、命さえ奪われる。命と人権を守る医療とは全く相容れない。ましてや危機に乗じて改憲を目論みかねない政府である。戦争気分の醸成には、特に注意しなければと思う。
 感染を意識しながらの生活も1年半を超えた。多くの人が不安や怒りを抱えて生きている。1人1人が冷静に対応するためにも、戦争を連想させる荒々しい言葉は控えたい。
(看護師)

注)私は「自宅療養」ということばにも疑問を感じている。入院先が見つからないために自宅にいなければならないのだから、「自宅待機」でなければならないと思う。もし自宅療養ということばを使うならば、『』つきで、『自宅療養』であろう。
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