菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

「自宅療養の真意」ー斉藤美奈子氏の指摘

2021年08月04日 08時02分49秒 | 日々の雑感
 「感染原則自宅療養の政府方針ー在宅死次々起きかねない」と、しんぶん赤旗は、警鐘を発している。今日の東京新聞・本音のコラム欄は、文芸評論家の斉藤美奈子氏が「自宅療養の真意」と題して、もっとするどく簡明に、書いているので、紹介したい。

 自宅療養の真意
 斎藤美奈子


 撤退を転進、全滅を玉砕といいかえて、国民を欺いたこの国の過去を思い出す。
 政府は2日、新型コロナウイルス感染症の診療方針を転換すると発表した。「重症患者や重症リスクの高い方以外は自宅療養を基本とし、症状が悪くなれば入院できる体制を整備する」
 なんてこったい。
 アメリカで内科医をしている安川康介さんは、ツイッターで中等症とは「肺炎が広がり、多くの人にとって人生で一番苦しい」状態、重症は「助からないかもしれない」状態と説明している。また政府が方針転換したのは医療崩壊寸前だからだし、自宅療養は事実上の放置に近い。以上を勘案すると、先の発表は次のように変換できる。

 「危篤に近い状態にある方以外は、死ぬほど苦しくても自宅放置。症状が悪くなっても入院できる状態とは限りません」
 いわば政府のお手上げ宣言。国民の命は守れないと宣言したに等しい。
 三日各紙も一面トップで伝えている。
 読売新聞は発表通りー「『入院重症者ら限定』に転換」。 
 東京新聞は踏み込んでー「中等症も自宅療養」
 毎日新聞「入院患者以外は原則自宅」は意味不明。当たり前ですよね、それ。
 しかしながら
 産経新聞の一面トップは五輪ネタで「村上『銅』」
 朝日新聞は「高齢者2回接種75%」だった。両紙は新聞と名乗るのはもう止めれば?
(文芸評論家)

 
 
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