菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

桜川市3月議会速報 菊池議員の一般質問 真壁城跡整備事業の到達点と今後の展望

2020年03月12日 17時57分30秒 | 仮説関連
2020年3月議会 一般質問 
 真壁城跡整備事業の到達点と今後の展望

▼菊池議員の質問

 真壁城は1994年に国指定史跡に登録され、将来の史跡公園整備化へむけて毎年発掘調査が行なわれています。1999年からは城跡整備事業として鹿島神社の南東側から土塁の復元が始まっています。曲輪南側には発掘調査で明らかにされた土塁と外枡形の虎口が復元され、その後も整備が続いています。過去の発掘調査では堀底から木樋(もくひ)を検出、さらには薬研堀、井戸、区画された屋敷群と思われる遺構、城内道なども検出されています。現在の到達点と今後の展望を伺います。

 ▲教育部長の答弁

 県内には、中世の城跡として、4つの国指定の史跡(つくば市の小田城、筑西市の関城、下妻市の大宝城)があります。真壁城は、その学術的が評価されています。学術的価値とは、市街地に接していているにもかかわらず、大きな改変を受けずに、当時の原形を現在に残しており、発掘調査により、中世の姿を解明しうることを指しています。
現在は次の中城地区の調査と土塁や堀、木橋、土橋等の整備を行ない、工事完了箇所から随時、公開しております。

 この中城地区の中央部から池の跡と茶室や舞台のような接待施設とみられる建物跡が発見されたことから、中世の城跡としては類例の少ない重要な遺構であり、文化庁からも慎重な調査をおこなうよう指導を受けています。
調査開始よりこれまでの国庫補助額は累計で約7億円になります。市の財源は約2億円となっております。

▼菊池議員の再質問(その1)

実務的なことで、国・県の補助金ですが、その変遷を伺います。

▲教育部長の答弁

 国・県の補助金は、平成9年度から19年度までは国からは2分の1、県からは4分の1を受けていました。しかし、県の補助金は平成20年から8分の1、平成22年度からは補助なしになっています。

▼菊池議員の再質問(その2)

だいぶ先になりますが、真壁体育館がなくなって、本丸跡も整備できたとすると、小田城跡のような史跡公園を想像していいのでしょうか。伺います。

 ▲教育部長の答弁
 具体的な形は調査が終わってからの最終検討になりますが、小田城跡とかけ離れたような姿となることはありません。

▼菊池議員の再質問(その3)

 そこまでいかなくても、区切りつくところで一般公開できるような形になるのは、いつ頃で、どういう形で公開できると考えていいのでしょうか。

 ▲教育部長の答弁
 すでに外曲輪と呼ばれる東側部分については選考して整備を終え、一般の方々の見学や散策に開放しております。現在、中央部の中城地区の整備を進めており、庭園部分の整備を行ない一般公開する方針です。

▼菊池議員の再質問(その4)
 
 城マニアといわれる人はそれなりにいて、かなりの参加者はいるようです。私の不満としては、その中に、地元の参加者が少ないように感じています。地元の参加 者が増える工夫をしていただきたいと考えているのですが?

 ▲教育部長の答弁
 
 毎年、12月第1土曜日の午前、午後に期日を設定し、広報誌等により周知を図っています。貴重な庭園遺構の発掘に入っていることから、多くの方々に参加をいただきました。より多くの地元の方々に郷土の歴史的資源・魅力を知っていただく貴重な機会ですので、いっそう周知を図ってまいります。
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