菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

茨城新聞報道「安全対策工事で不備、東海第2防潮堤、6月から中断」

2023年10月17日 10時42分48秒 | 地方政治
 今日の茨城新聞は、「安全対策工事で不備、東海第2防潮堤、6月から中断」の見出しで、東海第2原発工事の記事を書いています。紹介します。

安全対策工事で不備
東海第2防潮堤、6月から中断


 日本原子力発電(原電)は16日、東海第2原発(東海村白方)の安全対策で進めている防潮堤工事で、支柱壁面にくぼみができる施工不良が確認されたと明らかにした。原電が原因調査を進めている。工事は6月から中断しており、来年9月の完了に影響が出る可能性がある。

 原電による、施行不良が確認されたのは、取水口上部に設置する防潮堤南側の柱。今年6月、柱内側の作業をするために掘削したところ、既に工事を終えた地下10~40㍍の複数個所で、コンクリートが十分に充填されておらず、くぼみがあることが判明した。骨格となる鉄筋の変形も確認された。

 防潮堤は取水口を挟む北側と南側に15・5㍍四方の穴を地下50㍍以上掘り、鉄筋コンクリートの柱2本で支える仕組み。原電は南北の柱で調査を進めるとともに、工期延長について「影響の有無を検討する」としている。

 県原子力安全課は、工事中に発生した問題については原子力安全協手に基づく報告義務がないとして、「原電の対応は問題はないと考えている」とした。
(溝口正則)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

しんぶん赤旗のトップ記事「東海第2工事で施工不良」

2023年10月17日 10時02分08秒 | 地方政治
 今日のしんぶん赤旗は、トップ記事で「東海第2工事で施工不良」の見出しで報じている。
紹介したい。

東海第2工事で施工不良

 内部告発受け共産党が質問書
 原電認め、工事中断


 日本共産党茨城県員会(上野高志委員長)は16日、県庁で記者会見を開き、停止中の日本原子力発電東海第2原発(東海村)の再稼働に向けた原発事故対策工事である防潮堤の基礎部分について施工不良の疑いがあると明らかにしました。電電は同日、同原発の「近況について」と題する文書を公表し、事実を認め、「今後適切に対応する」としました。

 会見には江尻加那県議、大名美恵子東海村議、花島進那珂市議、川澄敬子茨城町議、高橋誠一郎衆院茨城1区候補が同席しました。

 会見で江尻氏は、共産党と本紙に寄せられた同原発構内で作業していた工事関係者の証言として、
▼取水口部分の防潮堤の基礎となる「地中連続壁」でコンクリートが正しく打設されていなくいない
▼基礎の鉄筋が正しい形状で組まれていない
▼基礎をつくる上での「安定液」の比重が正しく保たれていなかったーなどの問題を指摘。

 「これまで工事が順調であるかのように説明していたが現実はちがう。住民や自治体に対しても不誠実と言わざるを得ない」と指摘し、原電に説明を求めました。
 党県委は先月22日、告発を受け、原電に質問書を提出。事実について、回答とともに工事の中止を求めていました。

 原電は前出の文書で6月に、「コンクリートの未充填及び鉄筋の変形等が確認された」と報告。共産党が指摘した施行不良の事実を認めました。同日、共産党への「回答」で同区間の工事について「中断している」と報告しました。

 原電は共産党の会見直後「工事の過程で、”くぼみ”が見えたため原因を調査している段階で、今回の事象は想定していた」と説明しました。

 同原発は現在、来年9月の再稼働をめざし防潮堤などの工事を継続。工期を2回延期しています。前出の工事関係者は現在の工期ありきの進め方を懸念しています。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする