菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

雨のため、読書に専念しました

2013年03月27日 22時20分37秒 | 日々の雑感
今日は、朝から小雨であり、また、連日、演説の疲れもあり、読書に専念しました。
今、私が関心をもって読んでいるのは、井沢元彦氏の「逆説の日本史」シリーズです。私が、今まで、子どものころから疑問に思っていたことが、「あっ、そうなのか」とわかってきたからです。
1つは、鎌倉幕府のことです。
源頼朝の家系は、3代で途絶えてしまいました。その後、北条家が執権として、政治の実際をおこなってきたことは知っていましたが、たとえ名目であれ、「頼朝の地位=征夷代将軍」にいたのはだれであったのか言うことです。教科書には説明はありません。
そこのところを、きちんと説明してあるのです。
また、タブーを恐れず、ズバッと、核心をついているのも心地よいですね。
井沢氏の考えとは、相容れないところもあるのですが、氏の歴史の味方には、勉強させられます。
たとえば、「学者は公式資料しか信用しない」と、批判をしているところは、その通りだと思いました。
私も、以前、「江戸時代農民は何をたべていたか」で、学者と徹夜で論争したことがあります。
「人口の9割近くを占める農民が、コメを食べなければ、コメを消費できない」と、「物質不滅の法則}をつかって説明しても、「正義の学者」は、農民は、粟・稗を食べていたと言い張って、譲らないのです。
歴史は、冷害で苦労したことは書き残しても、日常普段の平凡なことは、あまり書き残さないのです。

私の体験でいえば、「茶髪禁止令」で、茶髪が減ったのではなく、茶髪が多かったから、茶髪禁止令ができたのです。
「コメをたべるな」というお触れも、「春に蒔く種もみも食べてしまったから、米を食べるな」との禁止令を出したのです。
こんなことを思い出させてくれる楽しい本です。
おすすめです。



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