菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

原発ゼロの街頭演説をはじめました

2012年05月04日 22時07分50秒 | 議員活動

3日間、議会と雨で演説ができませんでしたが、午後になりやっと晴れ間がみえてきたので、出かけました。雨上がりで道がぬかるんでいるので、市街地ということで、西桜川、東桜川、富士見台で16カ所話すことができました。

 参考になるかと思い、演説の原稿を紹介します。

原発稼働ゼロから原発ゼロへの 

          桜川市議 菊池伸浩 2012年5月4日改訂

●(はじめに) 今日は、原発問題について、日本共産党の政策をお話しさせていただきます。

昨年3・11の東京電力の福島原発の事故は、日本と世界の人々に大きな衝撃を与えました。原発に依存したエネルギー政策をこのまま続けていいのかという大きな問題を突き付けています。そして、この事故を契機に、原発からの撤退と自然エネルギーへの転換への世界的流れは、さらに大きくなっています。

いよいよ、5月5日に北海道の泊原発がストップします(しました)。54基ある原発が全部ストップするのです(したのです)。私たちは、日本の原発ゼロを目指しています。この原発運転ゼロは、日本は原発なしでもやっていける一つの証明ではないでしょうか。これを原発ゼロへの第1歩として、原発ゼロへの運動をいっそう強めていこうではありませんか。

●(原発事故の教訓)今回の原発事故が明らかにしたものはなんでしょうか。

第一は、原発事故は、他の事故には見られない、まったく異質の事故であるということです。放射性物質が外部に放出されると、被害は空間的にも時間的にもどこまでも広がってしまうということです。フクシマ原発の放射能で、東日本全域が汚染されました。茨城県でも、取手市や守谷市の県南地域はホットスポットとなっています。海洋汚染も心配です。放射能汚染は長い期間続きます。とりわけ、子どもには影響が大きく出ます。私は、議会で取り上げました。桜川市でも、6月から食品用放射能測定器を購入して、学校給食の放射線測定を始めます。市民の方の持ち込んだ食品も測定可能です。ご利用くださるようご案内いたします。

2つめは、今の原発技術は、本質的に未完成で、危険なものであるということです。アメリカのスリーマイル島の事故、旧ソ連のチェルノブイリ事故、そして福島原発事故、3回も重大事故が起きています。しかし、どの事故でも、死の灰を閉じ込めることができませんでした。また、使用済みの核燃料を始末する方法がまったく見つけ出されていません。トイレのないマンションと言われる所以です。

●(エネルギー問題)いよいよ、日本の原発がすべてストップします。いま、政府、マスコミは、原発がすべてストップしたら、電力不足がおこり、産業界、日本経済に大打撃を与えるとして、原発運転の必要性を声高に叫んでいます。本当でしょうか。今まで、ウソにウソを重ねてきた政府や電力会社の言い分は、簡単には信用できません。本当に電力不足がおきるのか、きちんと第3者に調べてもらう必要があります。フクシマの原発事故の原因がまだわかっていません。原因がきちんとわかるまで、原発の再稼働には反対です。政府は、今までの反省に立って、原発からの撤退をすすめること、自然エネルギーの本格的導入をすることが必要です。

●(原発ゼロ運動の前進) 今、全国で、原発ゼロへの運動が大きく前進しています。マスコミはあまり報道しておりません。茨城県では、4月1日、笠松運動公園に3100人があつまって、さよなら原発の集会を行いました。また、4月15日には、筑西市で130人があつまって、さよなら原発の集会を行い、その後市内をパレードしました。

なによりも、日本の原子力発電の発祥の地である東海村の村上村長が、東海第二原発の廃止、廃炉を表明していることです。村上村長は、「ドイツ、スイス、イタリアの国民に続き、日本から原発をなくすことが、私たちの国際社会への使命であります」ときっぱり明言しています。

いま、日本の原発はすべてストップしています。これを契機として、日本の原発ゼロの運動をいっそう大きく進めようではありませんか。

以上で、この場をかりてのお話とさせていただきます。


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