ラジオ放送で、大橋巨泉が話していた。「俺とキンキン、永ちゃんは、今、左翼と言われるようになってしまった。しかし、俺らは変わっていないよ。変わったのは、マスコミの立ち位置だよ。」
注)キンキン=愛川欽哉 永ちゃん=永六輔
これは、私も実感し、納得した。
今、マスコミの右傾化は激しい。
たとえば、消費税。
野田首相は、「消費税アップに政治生命をかける」と言っている。マスコミは、消費税の実現に不利なことがおこると(たとえば、民主党・小沢一郎が裁判で有罪にならなかったこと)、「消費税の導入に暗雲」のような見出しになる。消費税の税率アップが実現しないと、日本の経済が破滅する一方のように報道する。
原発、TPP然りである。
ところが、大橋巨泉氏ら3人は、これらに疑問を投げかけている。疑問をなげかけて、マスコミの方針と反対の意見を言う人を、「左翼」と切って捨てるのは、いつかきた道ではないかと思う。
TPPの問題では、野田首相は、4月30日の日米首脳会談では、「参加表明」はしなかった。いや、できなかった。
TPPには、一区切りつけて、ゴールデンウィーク後半は、「原発ゼロ」の問題を街頭で訴えることにします。