goo blog サービス終了のお知らせ 

★ Serena ★

カナダ暮らしのエスペランチスト、自然愛好家。
エスペラントやカナダの野草、ネーチャークラブの活動など思いつくままに。

ストーンルート(Horse Balm)

2008-08-21 18:23:38 | 野の花 - 夏から秋へ

<>

英語名:Horse Balm、Richweed、Stone Root
学名:Collinsonia canadensis
和名:ストーンルート
エスペラント名:Ĉevalbalzamo (Laŭ Serena)

両腕をパッと上げて「お手上げ!」って感じの花でした。上げた腕の先までで1.5cm位の小さな花です。
花も葉もツィトロネラ(ジェラニュームの遺伝子組換え品種で蚊を除ける効果がある)の匂いがするということでみんなが葉を揉んで匂いを嗅いでいました。仄かな芳香が有ります。花の形が奇抜です。
オンタリオ、ケベック州から南はフロリダ辺りまで、北米原産。
新鮮な根を使ったトニックは元来利尿作用などの薬用として使われたそうで、葉を煎じてお茶としても利用できます。写真は3枚です。

花のより鮮明な写真を見つけたので下に張っておきました。
Collinsonia canadensis

にほんブログ村 外国語ブログ エスペラント語へ


燃える星、リアトリス

2008-08-13 23:20:55 | 野の花 - 夏から秋へ
<>


今日は午後激しい驟雨に襲われ夕方の散歩はダメかなと思っていたのですが、雨も上がったし出掛けてみました。思いがけないほどの人数が集まり、今日の担当者もビックリ。
未だ明るい内に見つけたのはこの花。

英語名:Blazing Star, Gay Feather
学名:Liatris Spicata
和名:キリンギク、リアトリス
エスペラント名:Flamega Stelo (Laŭ Serena)

北米原産、探してみると日本語のページは園芸種としての紹介が殆どで、改良種もあるらしいです。

にほんブログ村 外国語ブログ エスペラント語へ


Patrinherbo - マザーワート

2008-06-24 20:35:37 | 野の花 - 夏から秋へ
<>

花の形はらくだが欠伸したような、小さな小さな花で5㎜位。花の名はマザーワート、母の草です。
女性の健康のために古くから愛用されてきたということで、日本では種が売られているらしいことを調べていて知りました。ヨーロッパ原産の雑草ではありますが。。。
学名のcardiacaには心臓のと言う意味があり、鎮静剤などに使われたようですが、特に出産時の不安を取り除くなどの効果を期待したものらしいです。実際の効果についてはわかりませんが、現在でも同じような目的で売られているところを見ると役立っているのでしょう。
茎の断面が四角なのでいつも触って確認です。見事に四角です。
日本名が中々見つからず、マザーワートで試してみたらありました。でも、正確には、洋種メハジキですって。メハジキと言う草が日本にあるのですね。徹底的に調べてくれているのがこちら天井鍼灸院です。このページをマザーワートまで下がってご覧下さい。やれやれ英語を訳す仕事を割愛できました。
英語名:Motherwort、Lion's Ear、 Lion's Tail
学名:Leonurus cardiaca
和名:洋種メハジキ、マザーワート
エスペラント名:Patrinherbo(Laŭ Serena)


にほんブログ村 外国語ブログ エスペラント語へ


Orangxkolora hieracio

2008-06-17 19:43:36 | 野の花 - 夏から秋へ
Hawkweed

農園を営む人々にとっては厄介な雑草であるらしい。けれども、私はこの色のなんとも言えない温かみが好きです。ヨーロッパ原産で、カナダでは東部一帯に広く分布しています。
日本語では『紅輪蒲公英』と呼ぶと教えてくれた人がいました。この花には黄色いのもあって英語では「Orange Hawkweed」、「Yellow Hawkweed(Hieracium fendleri)」と区別されていますが日本語ではどう区別しているのでしょう。
ローマの植物学者プリニウスが鷹は視力を良くするためにこの花を食べるとし、付けられたのがこの名前。学名は鷹を意味します。別名を Devil's paintbrush としたのは厄介な雑草と見なしていた農民達に他なりません。
英語名:Orange Hawkweed、別名:Devil's paintbrush
学名:Hieracium aurantiacum
和名:紅輪タンポポ(学名は少し違うらしい)
エスペラント名:Oranĝkolora hieracio
この写真は真上から撮ったので葉や茎は見えませんが参考までにこちらをどうぞ。


にほんブログ村 外国語ブログ エスペラント語へ


サンクフォイル 二種

2008-06-13 19:15:00 | 野の花 - 夏から秋へ
<>

ヨーロッパ原産のラフ・フルーテッド・サンクフォイルはクリーム色の花びらが優しい大き目の花です。

英語名:Rough-Fruited Cinquefoil、sulphur cinquefoil
学名:Potentilla recta
和名:不明(知っている方教えてください)
エスペラント名:Sulfura Kvinfolio(Laŭ Serena)

<>

花の色がもう少し濃くて、小さめなこちらは北米原産のコモン・サンクフォイル。

英語名:Common Cinquefoil
学名:Potentilla simplex
和名:不明
エスペラント名:Ordinara Kvinfolio(Laŭ Serena)
どちらも特別珍しい花ではありませんが、夏を知らせる花たちです。
サンクフォイルはフランス語でサンク=5、フォイル=葉を意味します。鋸状の縁取りのある五枚の葉は下の写真の二枚目で見られます。


にほんブログ村 外国語ブログ エスペラント語へ






サポナリア

2007-10-14 21:09:24 | 野の花 - 夏から秋へ
<>


英語名:Bouncing Bet、Soapwort
学名:Saponaria officinalis
和名:サボンソウ(シャボンソウ、サポナリア)
エスペラント名:Saponario(Unu el, plej konata)

英語名のBouncing Betが何処から来たのかは不明ですが、Soapwortは葉を揉んで石鹸のように泡立てて使ったことから付いた名前とか、和名のサボンソウはその直訳です。
和名を探していて出会ったあるサイトでは初夏に花を咲かせると書いていましたが、これは九月に見つけた花です。日本とカナダでは花の時期が違うのかもしれません。
この、何かほのぼのとしたピンクの色合いが愛らしく、みんなが啄木鳥に見とれている時に撮りました。
啄木鳥に見とれて後ずさりしながらこの花を踏みつけてしまった人が居て、「もうバゥンシングしてないよ!」と誰かが言ってました。
花の時期は終わりに近くどうでも良いのかも知れませんが「ゴメンナサーィ」と踏みつけた人が誤る声も聞こえました。花は何にも言いませんでしたけど。

閉 じ 竜 胆

2007-09-26 08:58:39 | 野の花 - 夏から秋へ
Gentiana clausa


英語名:Closed Gentian
学名:Gentiana clausa
和名:ゲンチアナ・クラウサ/閉じ竜胆(勝手命名)
エスペラント名:Genciano fermita(laŭ Serena)

夏から秋にかけて湿った地帯に咲くリンドウの一種で、北米東部原産。
根は苦く、チェロキー族は強壮剤、健胃剤として利用していたそうです。
濃い紫の花もあるようですが、ダッファリン島に咲くのはこの薄紫です。
花は口を閉じているので虫に来て貰いたくないのかと思ってしまいますが、虫はその口を押し開けて入っていくようです。ダメと言われればなお一層入りたくなる心理を利用しているのかもしれません。
日本名を探しましたが、ゲンチアナ・クラウサ位しか見つかりませんでした。学名そのままです。

インデァン・パイプの花

2007-07-29 19:22:03 | 野の花 - 夏から秋へ
<>

先週のアゥティングで湖畔の森に行きました。
見つけたインデァン・パイプは珍しいことに上を向いていてその花をしっかり見ることが出来たのですが、もう薄暗かったので写真はイマイチ。そこで日中ならばと撮り直しに出かけたのです。
森の中は暗く、あまり変わりはないかも知れないと思いつつ撮ったのが意外に成功。ただし、間を二日おいたので花びらの一部は落ちてしまっていました。
学名等については昨年の記事インデァン・パイプを見てください。
葉緑素を全く持たないこの不思議な花、それなりに魅力があって人を惹き付けます。

さて、私のカバンも大方詰め終わりましたし、明日はツィツカを動物愛護協会に連れて行きます。
そしてざっと掃除をして。。。と。これが私のプラン-A、何時プラン-Bに変わらないとも限りませんが。
明後日は日本に発ちます。三週間の休暇です。エスペラント世界大会への参加が目的なので、その他のことは未だ何も判っていません。
インターネットに向かう機会があるかどうかも判りませんし、この次お目にかかるのは多分8月下旬です。
楽しい夏をお過ごし下さい。

モウズイカ

2006-09-19 21:44:42 | 野の花 - 夏から秋へ

<>


学名:Verbascum blattaria
英語名:Moth Mullein
エスペラント名:Nescia(不明)
和名:モウズイカ(毛蕋花)

ロックポイント州立公園にて。
エリー湖畔の化石の集団のような岩の割れ目に頑張って咲いていたのかこの花、モウズイカです。
英語名のMoth(蛾)は産毛の生えたそのオシベが蛾のアンテナに似ているからだとか。多分日本語名の毛蕋もそこから来ているのでしょう。
原産はヨーロッパ・アジアとなっていますが、日本語の検索したページにはアジアは出ていませんでした。
一般的に白いのが多いようですがたまには黄色もあるそうで、その偶に有る黄色い花を見つけたわけです。
花の芯の周辺にソバカスのある大人しげな花が可愛らしく、横顔も見ていただこうかと横向きの写真も載せました。

ハ ナ イ

2006-09-11 08:25:39 | 野の花 - 夏から秋へ
ピンクのこんな可愛い花でも増えすぎると憎まれる


英語名:Flowering Rush
学名:Butomus umbellatus
エスペラント名:Nescia(不明)
和名:ハナイ(花葦?)

ユーラシャ原産の花。1897年ケベックで発見されて以来急速にカナダ各地に広がり警戒されてきたようです。夏中花を咲かせ続け、種からも根からも繁殖する旺盛さではやむをえないかも知れません。種からの繁殖は根からの繁殖に比べ少ないようですが、根は千切られたらそこから増えるし、千切られた一片からも繁殖を始めるのです。はじめは庭の花として持ち込まれたようです。花の可愛らしさから当然かもしれません。今では増やさないように、むしろ減らすように呼びかけられています。
外来の植物が増えると原産の植物を押しのけてしまうので自然のバランスが崩れると言うことのようです。
ジャコウ鼠はこの草の一部を巣を作る材料にするとか、少しは役に立っていると言うことでしょうか。

紫 の 花

2006-08-10 21:47:25 | 野の花 - 夏から秋へ
この花は何? / what is this? If you know, please leave your coment.

九日間の滞在中三日もハイキング・ブーツ探しに費やしてしまい、予定していたヘリテージ・パーク(歴史村)には行けずじまいでしたが、日曜日の午後ちゃんはダッディとお留守番。とある自然公園のBug(羽のある虫)を勉強するアウティングに娘が連れて行ってくれました。
こんな近い所にこんな良い所があるのを知らなかったと娘が言っていましたが、駐車場は木陰になっていて涼しいのも気に入りました。家族連れでバーベキューやピクニックの人達もいました。
その道すがら見つけたのがこの花です。ガイドの若い女性は「実は私は花の方が専門で。。」と言っていたので、彼女に訊きたかったのですが遥か離れた先方に行ってしまったので訊ねる機会がありませんでした。最後は沼で水中の虫を捕まえるのですが、娘が好まないと言うし、私も手で触る気にはなれない方なので早目に帰ったため写真を見せて訊く事も出来ず残念でした。
秋の花には未だ早く夏の花は殆どが終わってしまったトレールには色々な蝶やトンボが飛んでいたし、彼女は写真でも説明してくれたので、参加者はみなフムフムと頷いたり質問したり熱心でした。赤とんぼの写真が出てきた時、これ知っていますか?というガイドの質問に私がすかさずメドーホークと答えたので娘は感心していましたがいい気分でした。チェリー・フェース・メドーホークというのだそうです。さくらんぼのような顔という意味でしょう。
家族連れの参加者はやはり子供がそういうことに関心を持っている居るようで、このようなガイドの質問にサッと答える子供がいましたが、やはり得意気でした。
将来虫博士になる一人かもしれません。BugはInsectだけれど、Insect即ちBugではないとこのガイドが言っていました。なるほどね。あえて考えたことも無かったのですが、なるほどね、当然でしょう。と一人感心していた私です。
このようなガイド付きのアウティングもカルガリー市が行う無料のもの、市民を教育する目的なのでしょう。夏の間に太陽を楽しめと言うことなのかもしれません。

黄色いアザミ

2006-07-24 10:27:57 | 野の花 - 夏から秋へ
アレチノゲシ?

学名:Sonchus arvensis
英語名:Perennial Sow-thistle
花が黄色いアザミを見たいと思っていました。
これは私が希望していた花とは違いますが、少なくとも花が黄色なので写真を撮ってきた次第です。
手に負えない雑草と見なされているようなのですが、この花に限ったことではないでしょう。
和名を探したら、アレチノゲシ(荒地野芥子)と出て来たのですが、花が全く違います。多分イトコかハトコに当たるのでしょうけれど。
花は菊の花に似ていますが葉は紛れも無く薊です。
今後の宿題ですが、どなたかから情報が入るかも知れませんね。

明日からこのブログは十日ばかりお休みです。カルガリーのコンピューターは日本語を書けるように設定されていませんし、書く時間も無いでしょう。
赤ちゃんが居るので今までのような行動は出来ませんがそれでも何か計画してくれているようで楽しみです。その報告は後ほど。。
行って来まァす

インデァン・パイプ

2006-07-13 16:52:00 | 野の花 - 夏から秋へ
右の小さい画像へ順番にマウスを当てて。
ナルホド竜が子分を従えて。。後ろに居るのは傍観者?
傍観者達の後姿
お父さん竜とお母さん竜。脇には三頭の子竜が仲良く。。
スズランの花形の街灯みたいで可愛い。

学名:Monotropa uniflora
英語名:Indian Pipe, Corpse Plant
エスペラント名:不明(Ne trovita)
和名:ギンリョウソウモドキ(銀竜草擬き)、ユウレイタケ(幽霊茸)

インデアンパイプは「屍骸植物」という別名でも知られていますが、見分けが最も簡単な植物の一つでしょう。他の植物と異なり葉緑素が全く無いのです。蝋細工のような白っぽい色をしていて老いてくると黒く変色します。
インデアンパイプは10cmからせいぜい25cm位までしか伸びません。花は小さくてうつむいていますし、葉は鱗の様な形で6月から9月頃まで見られます。日陰で肥沃な森の、植物の腐敗している様な所を好むので腐った切り株の有るあたりに良く見かけます。
日本名を探していたら、アキノギンリョウソウ、ギンリョウソウモドキなどが出て来ました。これらのサイトの説明によると、初夏に出るギンリョウソウとは違い秋に出るからこのような名前なのだそうですが、私が撮影したのは今日、7月13日ですから、アキノギンリョウソウは当てはまらないのですが、学名は一致しているのです。写真を比べても全く同じに見えます。

以下は参考サイトです。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/akinoginryousou.html
http://www.fsm.affrc.go.jp/Joho/49/p4a.html
http://members8.tsukaeru.net/mikawauo/data/akinoginryousou.htm

このサイトによると日本では秋に咲くこのはながこちらでは初夏に咲くという説明です。何故なのか。でもそれ以外考えられません。
http://homepage2.nifty.com/hanapapa/USA/IndianPipe.html


ミシガン百合

2006-07-10 22:06:02 | 野の花 - 夏から秋へ
Michigan lily

学名:Lilium michiganense
英語名:Michigan Lily
エスペラント名:Mic^igana lilio
和名:ミシガンゆり

この花も最初の撮影に失敗、撮り直しに出かけました。
みんなが次々に順番を待っているとなると、早く場所を空けなきゃ…と焦ってしまう癖があります。
誰も急かすわけではないのに。
その名のごとくミシガンで最初に見つけられた百合ですから、北米原産です。
とてもよく似たタークス・リリーという花に比べれば極ありふれた部類に入るそうなのですが、私は始めて見ました。
特徴は中の斑点がチョコレート色ということです。そして、花びらの先端が反り返って花の付け根辺りで集合することもタークス・リリーと違うところ、タークス・リリーの場合花の付け根を通り過ぎるほど花びらが長いようです。後姿も写して置きました。