★ Serena ★

カナダ暮らしのエスペランチスト、自然愛好家。
エスペラントやカナダの野草、ネーチャークラブの活動など思いつくままに。

アメリカまんさくの名残

2010-03-06 19:58:26 | 野の花 - 秋から冬へ

今日はネーチャークラブ恒例のメープル・フェスト、と言っても私たちはメープルシロップを掛けたパンケーキのランチを食べるだけなのですが。
十時にハミルトン市のネーチャークラブが所有する森に集合し、二時間ほど雪の中を歩き回ってそれからメープル農場へ行きました。
その雪の中で見つけたのがこの、アメリカマンサクの花の名残です。花は秋に咲くのですが、その花が散った後に残ったガク。一見花のようで気に入ったのです。写真も合格品が撮れました。

英語名:Witch-Hazel
学名:Hamamelis virginiana
和名:アメリカマンサク
エスペラント名:Hamamelido

参考までに Witch-hazelマンサク を紹介しておきます。

ちょうどシーズンでもあり、好天にも恵まれ、長い列がレストランの外まではみ出ていました。
ここは列に並んでいる間に壁に張り出されたメニューを見、何にするか決められるようになっています。そこで、カウンターに到着したらお盆を取り、コーヒーを欲しい人は発泡スチロールのコップを貰い、他の飲み物(例えば熱いアップルサイダーとか、チョコレート・ミルクとか)を欲しい人はここで受け取ります。
自分で選んでお盆に載せられるマッフィンとか、メープル・チーズケーキとか、そのようなものも並んでいます。その次、暖かいパンケーキ、ワッフル、フレンチトーストなどを好みでお皿に入れてもらい、カナダベーコン、ソーセージ、ホーム・フライ(じゃが芋)、炒り卵などもここで注文します。
そして会計が空のコーヒー・カップも含めて合計し、支払います。
このために長い列なのですが、一旦払ってしまえばすぐ食べられるので後は楽です。コーヒーは飲み放題で、勝手に注いで席に持って行きます。
私たちが食べ始めた頃日本人らしい若者の群れが入ってきました。食べ終わって出る時、知り合いのガイドに会ったので、彼女の案内しているグループだろうと想像したのですが、冬のツアーでは色んなところが閉まっているし、ちょうど砂糖楓の樹液採取の時期なのでこういうところへ案内するのでしょう。
過去の記事シュガー・ブッシュを訪ねてを参照してください。

雲一つない明るい青空と太陽の暖かさを満喫した一日でした。

エスペラントの父ザメンホフ
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野生の胡瓜 その二

2008-10-10 22:09:45 | 野の花 - 秋から冬へ
Wild Cucumber


ついに見つけました野性の胡瓜の実。
胡瓜として食べられる物ではありませんが、豚の鼻穴を思わせるこの実にはつい微笑が漏れます。
もう一個枯れて茶色になっていたのは頂いてきました。蒔いてみる心算で。
表面は粗い網状で、四つ入っている筈の種は二つしか残っていませんでした。
カボチャの種ほどの大きさで濃いめの茶色です。
この植物及び花についての情報は野生の胡瓜をご覧下さい。


エスペラントの父ザメンホフ
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ヘーゼルナッツ

2008-08-16 16:13:39 | 野の花 - 秋から冬へ

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英語名:Common Hazel
学名:Corylus avellana
エスペラント名:Avelo
和名:西洋ハシバミ

先日水曜日の夕方の散歩はもう一つの収穫がありました。
緑のボンネットを被った赤ちゃん、見たいな木の実。
何時実るの?
初雪の降る頃。
よ~し!
忘れなければ採りに来ようっと。
かなり豊作の潅木を眺めながら、忘れないようにカレンダーに書いておこうと思いましたが。。。
この可愛い実、どこかで見たことがあるのです。
帰宅して直ぐシャワーに飛び込んだ私が見つけたものは。
何しろ蚊除けのスプレーやら、ローションやらでベトベトと気持ち悪いし、とにかく洗っちゃおうと言うわけだったのですが、何のことは無い我がシャワーカーテンにこの実の絵があるではありませんか。私の写真より良く分るのでここに載せます。
ウィキペディァの日本語西洋ハシバミに短い説明がありますが、英語のページに行くと写真や地図も見られます。
日本語で検索すると最初に出てくるのは殆どお菓子関係でした。
辛抱して先へ進めば日本での写真なども出てきます。

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ホワイト・レタス August 30,2005 18:29

2005-08-31 07:29:04 | 野の花 - 秋から冬へ
White Lettuce

学名:Prenanthes alba
英語名:White Lettuce
    別名:Rattlesnake-root
エスペラント名:Krotalo-radiko(勝手命名)
日本名:不明

先日見つけた花です。
写真で探すしかないので、検索は写真の出ているページを漁りました。
あった!
色が少し違うけど。。。ホワイト・レタス。
ナァンダ、ホワイト・レタスなの。
これがホワイト・レタスよ、と教えられた時はいつも花の無い季節。葉っぱだけしか見ていないのです。そう言われてみれば、確かにあの葉っぱだ。こんな花を咲かせるなんて考えても見なかったのです。

教訓:今度花の無い時期に教えられたら、すぐ花を調べておくこと。
     写真で見てその色形を記憶しておくことで思い出すことも出来ようと言うものです。

北米原産。日本には広まっていないようで、日本名を探すのに学名を入れて検索しても関係の無いようなページばかりが出てきました。
何故「白いレタス」なのか分かりませんが、別名の「がらがらへびの根」はこの草が蛇に噛まれた時の薬として使われていた事から付いたようです。また、根から苦い飲み薬を作り、これは赤痢に効くと思われていました。

ところで、翌日撮った写真もまたまたピンボケ。何故?
今日は充電していた電池をカメラに入れるのを忘れて出かけたのでボツ。
従って写真はイマイチ作品です(次のは成功するという自信があるわけではありませんが)。
当の花はもうかなり萎んでいたし、次の花が咲くまでは2、3日かかりそうだし、その上、明日はハリケーン・カトリーナが当地にもお立ち寄りの予定とか。
大分弱っているとは言うものの凶暴極まりないお嬢さんです。何をしでかすか。。。だからおとなしく家に居た方がいいような日かもしれないのです。
写真はホワイト・レタスの草(葉の形がマチマチ)とその花


ボーンセット August 26, 2005 08:30

2005-08-26 21:30:09 | 野の花 - 秋から冬へ


学名:Eupatorium perfoliatum
英語名:Boneset
エスペラント名:Eu^patrio (unu el…)
日本名:フジバカマ(Eupatorium fortunei) の類

極北を除く東部一帯に分布しています。
学名のperfoliatum(tratrui)が示すように、付け根のところでくっついた葉を茎が貫いているように見えます。
骨折を治すのに、この葉を副え木と共に包帯で巻きつけて使ったもので、
英語名のBonesetは「骨接ぎ」の意味です。
乾燥させた葉は煎じて、風邪、咳、便秘の治療に使われていました。
特別華やかでも無く、芳香が有るわけでもない質素な花ですが、やはり季節が来ると「もう咲いたかなァ」と探してしまいます。ふわふわと毛が生えたような感じの花の形はジョー・パイ・ウィードに良く似ています。
日本の藤袴は色々な色があるようですが、ボーンセットは白のみですし、葉の形や付き方も違います。

タートルヘッド Audust 23, 2005 16:32

2005-08-24 05:32:34 | 野の花 - 秋から冬へ
Turtlehead


学名:Chelone glabra
英語名:Turtlehead
エスペラント名:H^eloni-kapo(勝手命名)
日本名:麝香草もどき

花の形が亀の頭(Turtlehead)を連想させるところから、この名が付きました。Cheloneはギリシャ語で亀の意味です。蛇の頭と表現する人も居ます。蛇でも亀でもあまり感じの良い頭ではないのですが、この花には何か優しさを感じます。
普通は白一色のようですが、ちょっと紫っぽいピンクが先端に掛かっているのもあって、私はこの方が好きです。
場所によっては七月頃から咲いているようですが、この辺ではやはり八月下旬から九月でしょう。今年はまだ見ていません。



グレート・ロベリア August 20, 2005 08:16

2005-08-20 21:16:50 | 野の花 - 秋から冬へ
学名:Lobelia siphilitica
英語名:Great Lobelia
エスペラント名:Granda Lobelio(勝手命名)
日本名:グレート・ロベリア

日本名がグレート・ロベリアとは、とちょっと躊躇いますが、これはカタカナ語、帰化した名前と見て下さい。良く似た日本の花はサワギキョウですが、かなり違います。
カーディナル・フラワー(Lobelia cardinalis)の真っ赤な花を青紫に変えたものと思ってもよいでしょう。
水辺を好み、マニトバ州から東は大西洋岸のノーヴァ・スコシャ州あたりまで、南はジョージア、テキサス州辺りまで8月から9月に掛けて広範囲に咲く花です。
学名のsiphiliticaは梅毒(syphilis/sifiliso)を治す筈だからというので付けられた名前。実際に効果があるのかどうかは知りません。根には吐き気を催すアルカロイドが有るそうです。
この、美しい青紫の花が咲くと、早や秋の訪れ、種々の木の実が赤く色づき始める頃でもあります。

くしゃみ草 August 17, 2005 17:32

2005-08-18 06:32:38 | 野の花 - 秋から冬へ

学名:Helenium autumnale
英語名:common sneezeweed
エスペラント名:Terniga herbo(勝手命名です)
日本名:だんごぎく (団子菊 ヘレニューム)

Sneezeweed 、つまり「くしゃみ草」なのです。面白い名前なので、絶対忘れないと思いました。けれども、花は見て直ぐ判りますが、花の無い時期に葉だけを見ても見分け出来ません。
どんな花だって鼻を近づけたらくしゃみが出るんではないの?とその時は思いましたが、乾燥した葉の粉をかぎ薬に使ったのでこの名があるそうです。
日本名の団子菊も、面白い名前と思いませんか? 団子鼻をつい連想してしまいました。が、花の芯が団子のような形なのです。花の大きさの割りに大き目の花芯はこの花の特徴でしょう。花びらも半分開いた扇の形をしています。ちょっと黄色いテルテル坊主のような気もします。色は黄色ですが最近は改良されて変化のある色の「くしゃみ草」が市販されているようです。
北米原産の秋に咲く直径が5センチばかりの花で水際を好み、ナイアガラ・グレンでは、下流のPebbly Beach に咲きます。
学名の Helenium はトロイのヘレンが由来だとか。誘拐されたヘレンの救出を試みて亡くなった人々の命を惜しんで彼女が泣いた時、その涙が落ちた地面からこの花が咲いたという伝説が有るそうです。序にギリシャ神話を楽しんでみませんか?

ギリシャ神話は面白い