★ Serena ★

カナダ暮らしのエスペランチスト、自然愛好家。
エスペラントやカナダの野草、ネーチャークラブの活動など思いつくままに。

インデァン・パイプの花

2007-07-29 19:22:03 | 野の花 - 夏から秋へ
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先週のアゥティングで湖畔の森に行きました。
見つけたインデァン・パイプは珍しいことに上を向いていてその花をしっかり見ることが出来たのですが、もう薄暗かったので写真はイマイチ。そこで日中ならばと撮り直しに出かけたのです。
森の中は暗く、あまり変わりはないかも知れないと思いつつ撮ったのが意外に成功。ただし、間を二日おいたので花びらの一部は落ちてしまっていました。
学名等については昨年の記事インデァン・パイプを見てください。
葉緑素を全く持たないこの不思議な花、それなりに魅力があって人を惹き付けます。

さて、私のカバンも大方詰め終わりましたし、明日はツィツカを動物愛護協会に連れて行きます。
そしてざっと掃除をして。。。と。これが私のプラン-A、何時プラン-Bに変わらないとも限りませんが。
明後日は日本に発ちます。三週間の休暇です。エスペラント世界大会への参加が目的なので、その他のことは未だ何も判っていません。
インターネットに向かう機会があるかどうかも判りませんし、この次お目にかかるのは多分8月下旬です。
楽しい夏をお過ごし下さい。

Oh deer!

2007-07-23 16:55:43 | 動 物
鹿の母子


あるのは知っていたけれど一度も降りた事の無い、ナイアガラ・エスカープメントを下る細道を降りて見ました。そこを降りれば下の車道を渡ってもっと下まで行き、川にたどり着くことが出来るのは知っていました。
思いがけなかったのは下の車道との間にもう一本横切る道があったのです。かつては車が通ったかと思われる幅がありますが現在はモーターの車は禁止の札が立っています。自転車はいいけれどモーター・バイクはいけないと言うわけです。
短い道で、10分足らずで私が考えていた車道との接点に着きました。
踵を返して戻ろうとしたら。。。オヤ、まァ(Oh dear)、鹿の母子が目前に。
と言っても7、8メートルは離れています。しかも枝が邪魔をして写真には撮れそうもありません。息を殺してこっそり二、三歩動いてみました。子鹿が「何、お母ちゃん?」という風で一歩踏み出し、母親が緊張した表情を見せました。
今しかない。
シャッターを押して、もう一枚???と一歩動いたら、母子はとばかりに森の中に消えました。
したがって写真は一枚。

小さな太陽のしずく

2007-07-21 21:28:44 | 野の花 - 春から夏へ

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写真はマウスオーヴァー、ワンクリックです

英語名:Small Sundrops
学名:Oenothera perennis
和名:ヒメツキミソウ(姫月見草)
エスペラント名:Sungutetoj(Nomita de serena)

干乾びたような地面にひっそりと咲いていました。危うく踏み付けるところでした。
花の大きさは辛うじて一センチ(もう少し大きい場合もあるようですが)、その花の名は「小さな太陽のしずく」。
一滴の太陽とは何と楽しい名前だろう、と思いました。
月見草と同じ種類に属し、でも日中咲く花です。日本名は姫月見草、小さいから「姫」を付けたというだけの味も素っ気も無い名前です。
北米原産ですが、いたるところに咲いているわけでもないので、今回が私にとっては初めての出会いでした。


柏崎の地震

2007-07-19 08:49:34 | Weblog
その日NHKの映像がすぐ転送されていましたから、かなり大きな地震と言うことは理解できました。
柏崎ってどの辺だったろうか、と思いました。地名の記憶はあるのに頭に地図が浮かびません。間も無く映像が地図も示してくれたので、列車で通った事の有る駅名だと思い出したのです。降りたことは無いので未知の街です。
道路が割れ、列車が転覆し、線路が歪んで、家屋は平たく崩れていました。
どんなに恐い思いをしたでしょうか。
死者がみな老人であることも考えさせられることです。慌て狼狽して危険に向かって走ったかもしれませんし、逃げる力のない人も居たかもしれません。導いてくれる元気な人が一緒ではなかったということも言えるでしょう。
報道者は日本滞在のカナダ人でしたが、世界最大の原子力発電所の重水が漏れたということも、当局は危険は無いと言っているが、これはパニックを起こさせないための心遣いではないか、と。
まだ一週間は揺れが続くと言うことで、オチオチ寝ても居られない日が続くのでしょう。水にも不自由し、食事も衛生も儘ならない状態では怪我人の手当てもあまり期待できないかもしれないし、避難はしても不安な状態では生きた気もしないでしょうし、その後の新しい情報が入ってこないので、救助が順調なのかどうかも判りません。
ヴォランテァが駆けつけていると言うことは何処からか聞きましたが。

以前にも地震のあった地形に繰り返し起ったそうですが、不思議に思うのはこれを考慮せずに原子力発電所をその地形の上に建てたということです。
万一この地震が原因で放射能漏れがでたりしたら、被害者にとっては泣き面に蜂、踏んだり蹴ったりでは有りませんか。
これ以上の危険が襲ってこないことを祈るのみです。

水おおばこ

2007-07-11 21:54:12 | 野の花 - 春から夏へ
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英語名:American water plantain
学名:Alisma subcordatum
和名:水おおばこ(勝手命名)
エスペラント名:Akva plantago(nomita de serena)

何とも気になる白い花がチラホラ、殆ど宙に浮いている感じで咲いていました。
葉は根元にかたまって、まるで上の花とは関係ないといわんばかり。
その辺りは地面にひび割れが生じていて雨が降ったらかなり水浸しになるらしいと思ったのですが、どうやらこの花は水の中に生えるのが建前であるようです。
葉は水の底にあり、花だけが水の上に顔を出しているのが本来の姿なのです。
今は水が無いけれど、そのうち大雨が降って潤うまで頑張るぞッ!の姿勢はひっそりとした花ながら可愛いではありませんか。
昔の原住民達はこの根を乾燥し食用にしたそうです。

カロライナの薔薇

2007-07-09 08:36:23 | 野の花 - 春から夏へ
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英語名:Pasture Rose (Carolina Rose)
学名:Rosa carolina
和名:カロライナ・ローズ
エスペラント名:Karolina rozo(rozo de paŝtejo)
北米原産の野ばらの一つです。
インヴェントリーに先日行った森は広くて、茂っていて森の中に入るのが大変でした。特に森の縁に沿ってHawthorn(サンザシ・Kuratago)が茂り鉄条網を潜るような要領で入らなければならないのですから。。。
陽射しも強く干乾びたような地面にしっかり根を下ろして可愛い花を咲かせていたのかこの薔薇でした。
名前は、カロライナで最初に名乗りを上げたからなのでしょう。それまでは漠然と「牧場の薔薇」として通じていたものと勝手に判断しています。
この森では面白いことを発見しました。
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ここは個人所有の森ですが、広くしかも茂っていて中々手頃な入り口が見つかりませんでした(写真-1)。ここならどうかな?と見つけたところは蔦漆が地面をおおっていておっかなびっくりつま先だって通りましたが、森の中に入ってみておどろいたのは、その空間です(写真-2)。緑が殆ど無いのは高く伸びた大樹が作るキャノピーに遮られ陽光が届かないために幼い木々は育てず消えてしまうからで、松の木の下枝も大方枯れていましたし、現に枯れて倒れている木も沢山有りました。
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この同じ森の中に鹿を待ち伏せするための"Deer blind"を見つけました。鹿は上を見て歩かないからね、とはジムの説明です。真下辺りに来た所を狙い撃ちと言うわけなのでしょう。因みにこの森の中でコヨーテの排泄物を二度見つけました。そして、あまり遠くない所で野生の七面鳥が鳴いているのも聞こえました。断って置きますが、ここは我が家から車で30分も掛からない市内です。

その気になれば道はある

2007-07-08 16:37:06 | Weblog
昨日から酷く落ち込んでいて、何もする気が無く、あちこちブログのハシゴをしておりました。
このページは何度か訪ねたことがあるのですが全く気付かずに居たのです。
ヴィデオはいささかボケているとは言えこの男性ダンサーに目を見張りました。
もともと素晴らしいダンサーだったのでしょうけれど。。。
百聞は一見に如かず是非ご覧あれ!    

エンチャンターズ・ナイトシェード

2007-07-07 06:22:52 | 野の花 - 春から夏へ
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英語名:Enchanter's Nightshade
学名:Circaea lutetiana (Circaea quadrisulcata)
和名:ミズタマソウ属の一つ
エスペラント名:Unu el Circeoj

この花に馴染むまで何年掛かったことでしょう。最初は葉っぱだけを見て教えられたのでなじみが薄かったのは確かですが、花を見てからもはっきり覚えるまでの時間は長かったです。なにしろこの花の小ささは。。。参考
やっと今年になって、それも花の終わりが近づいてからやっと写真にしました。
エンチャンターズとは魅了する者、魔女などの意味がありますが、何故この名前なのかも疑問でした。この地味で小さな花を見てハッと我を忘れると言うこともないと思うのです。
花びらは一見四枚に見えますが、二枚。
名前の由来はギリシャ神話によるもので、この植物を煎じてオデッセイの部下達に呑ませ彼等を豚に変えたという魅惑的な魔女キルケから。

不毛の地

2007-07-05 20:18:40 | 自 然


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トロント郊外にある不毛の地「Badland」の景色で、酸化鉄を含む赤茶けた色が独特です。
カナダで「Badland」といえばアルバータ州にある広大な不毛の地が有名ですが、ここのはミニアチュア・バドランド。何時か本家のバドランドを紹介する日があるかもしれません、気が向けばです。
訪ねる人も結構多く歩き回り写真を撮っていました。
案内してくれた友人によれば最近とみに訪問客が増えたとか。
一応説明の札も立っていました。4億3千万年も昔に遡ります。当時のカナダは暖かい海に覆われていたようですが、地球の変動であちこちくっついたり離れたりしていた頃です。この近くにそうして出来た山が鉄分を含んでおり、其処から流れる川の河口に出来たデルタは当然赤いデルタだったわけで、一口で言えばその名残がこのバドランドと言う訳です。